キャリコンの養成学校に通っていた時に、面接試験対策として、
「Youtubeの動画だけは参考にしては絶対にダメ」
とアドバイスをいただいたことがありました。
理由もつげられなかったのですが、マジメなボクは、そのままそうだと思い込んでいました。
ただ、いまにしてみると、あながちそれも間違いじゃないかなって思います。
でもね、結局、多くの人はYoutubeを参考にしますよ
ロープレで多くの受験生と話をしましたが、ほとんどの方は、Youtubeの面接対策の動画を参考にしています。
ボクだってそうでしたもん。
じゃあ、どんなときに参考にYoutubeを見てしまうのか?
「ロープレがうまくいかなくて、誰からもアドバイスをもらえないから」
これが多くの人に共通していました。
ボクのメモですが、参考情報として、
受験生がYourubeを参考にするベスト3
はこんな感じです。
第2位「いろんな人がいろんなアドバイスをして何が正しいか分からないから」
第3位「Youtubeの関連動画にでてきた」
いかがでしょうか?
思い当たる受験生も多いのではないでしょうか?
では、この3つを少しブレイクダウンしていきますね。
ロープレのコツを誰も教えてくれない
これが、多くの受験生が言っていました。
そもそも、無料のロープレ会に参加している受験生の意見ですから、まぁ、そりゃそうだなって思います。
養成学校のほとんどは有料でのロープレ対策講座があって、まぁまぁ高額なので、それに参加できない、しないという方の存在を知って、ボクは「やっぱりそうなんだ」と思い出したのを記憶しています。
結果としては、ボクの通って行った養成学校はそのあたりは恵まれいるんですが、実は、養成学校選びの時に、職業訓練給付金対象の全学校に「養成学校卒業後から本試験までの空白の期間のサポート」について聞いていたんです。
中には、「厚生労働省の手間、はっきりとは言えないができるだけの気持ちサポートはする」というなんがかサポートするのかしないのか良く分からない学校もありました。
その学校を卒業生した受験生と運よく巡り会って聞いたら、そんなことは一切なかったようで、遠く離れた校舎から全スタッフが気持ちでサポートしてくれていたようです。
有名難関学校受験塾や大学受験予備校では、合格者数をアピールしますが、キャリコン養成学校はそれについてはっきりと教えてくれるところはなく、選ぶ基準って難しいです。(ちなみに、キャリコン養成学校の合格率は、厚生労働省のサイトから探っていくと、きちんと公開されていたと思いますが、ダイレクトリンクとかないので、探し出すのは結構大変でした。)
そもそも、ロープレの解答例っていうのがないから、不安になっちゃうんですよね。
いろんな人がいろんなアドバイスをして何が正しいか分からない
ボクはむしろこのパターンでした。
通っていた養成学校でロープレすると、いつも違う先生がアドバイスをしてくれるんですが、いろんなアドバイスをもらって、消化不良になりました。
午前のロープレで褒められたことを忠実に実施したら、午後のロープレで違う先生に注意を受けたり。
このボクのパターンとはちょっと異なるのですが、わざわざお金を払って個別レッスンを受けて、いろんなところで受けたら、いろんな人がいろんなアドバイスをしてきて混乱している受験生もいました。
これに対しては、
「自分に合わないアドバイスは聞かなくていい、スルーすべき」
という真っ当なことをおっしゃる方もいます。
しかし、受験生にそんなことできるわけないじゃんってボク自身も思いますし、他の受験生と話した限りでは同じことを言っていました。
有資格者の方には分からないかもしれませんし、受験生当時のことをもう忘れてしまったのかもしれませんが、
元受験生と現受験生との関係差は大きい
んです。
そもそも、受験生に「自分に合わないアドバイス」なんて判断できないですもん。
そして、ここからが大きな分かれ道なんですが、その不安定な状態が少なくとも2日継続すると、受験生はとんでもない自信喪失に陥ります。
なんで「2日」かというと、言われた直後はまず落ち込みます。
そして、一晩寝ると、落ち込んでいる状態から立ち直らずにいて、自己否定がはじまります。
もうちょっと詳しくいうと、指摘を受けて、その日の夜に寝付かない状態までショックを受けてしまうと、自信喪失になる可能性がかなり高いです。
ボクの場合は、そのタイミングで救いの手を差し伸べてくれる方がいて、脱出できました。
考えてみると、
自信喪失のきっかけが有資格者の方である一方、復活するきっかけも有資格者
だったりするもんで、不思議なものです。
もちろん、それぞれのきっかけを与えた方は違う方で、ボクは後者の有資格者になりたいとこの文章を書きながら決意めいた気持ちになりました。
Youtubeの関連動画に出てきた
いかに普段からキャリアコンサルタントに関して調べているかが分かりますね。
ボクも、調べまくっていたら、なんとなくそそられるサムネイルが目に入り、ずっと動画をみていたってことありますもん。
Youtubeの動画が参考にならない理由
うわわ。
ここまでたどり着くのに時間が長くなってしまってすみません。
さて、Youtubeのロープレや面接対策の動画が参考にならない理由です。
それに気づいたのは、ボク自身がロープレのオブザーバーから指摘されたあるクセがきっかけです。
信頼している方からの指摘なので、素直に受け取り、そのきっかけってなんだろうって考えたら、Youtubeの動画だってことに行きつきました。
動画のキーポイントは、知らずにコピーしてしまう
Youtubeで公開されている動画は、実に上手にロープレが進行しています。
受験生は、その進行に感動して、
「あぁ、こうすれば自分でもロープレがうまくできるんだ」
と思い込んでしまいます。
動画である以上、台本があるかもしれないし、編集があるかもしれないのに、まるでライブ感覚での進行として捉えてしまうんです。
そして、なんどもなんども観て、時には動画を止めて自分でこのあと再生されるセリフを言ってみたりして、完コピしていきます。
だって、
「あぁ、こうすれば自分でもロープレがうまくできるんだ」
と思っていますから。
それを実際のロープレでやってみると、そのYoutuberの方の独特なクセや言い回しを使うようになっています。
そりゃそうです、それがうまくいくロープレだと思い込んでいるんですから。
ボクがいつの間にか口癖になってしまっていたのは次の3つです。
「そっか」「うんうん」「あーなるほど」
別に、これを使うことは問題ないと思います。
日常会話でも使うでしょうし、耳にするでしょうから。
で、ボクがハマってしまったのは、この3つのワードを
「多様」してしまい「明らかに変なタイミングで」利用
していました。
苦労して身につけたこれらのクセを外すというのは、これまたかなり大変でした。
これを意識すると、ロープレの意識がクセを外すことに向いてしまったりで、結局、2週間ぐらいは、日常生活でも相当意識して、なんとか外すことができました。
……っていうのは全部ボクの例なので、もしかしたら、普通の人はそんなことないかもしれません。
まぁ、世の中にはそういう要領の悪い人もキャリコンになろうとがんばっているんだなって思っていただければ、うれしいな。