【第18回合否結果の分析】第18回のキャリアコンサルタント試験でCC協議会の合格率が高かった理由

試験
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第18回キャリアコンサルタント試験の評価として、

「前回はJCDAの方が簡単だったのに、今回はキャリ協の方が圧倒的に簡単だった!」

「キャリ協とJCDAの合格率に差があり過ぎてけしからん!」

なんていう情報が飛び回っているみたいでして。

最近になって次の(第19回の)受験生の間でこういったことが、話題になっていることに気が付きました。

しかし、実際に、その第18回の受験した者のとしては、ちょっと違う見解を持っています。

 

第18回キャリコン試験は受験団体で違い、不公平だったのか?

第18回のキャリアコンサルタント試験の合格報告が、キャリ協(キャリアコンサルティング協議会・CC協議会)とJCDA(日本キャリア開発協会)の両団体で12月13日にありました。

ボクは、自分の受験番号を見つけて、そこでホッとして何度も受験番号の掲載ページは見直しましたが、一緒に公開された合格率情報は気にせずいました。

いや、気にならなかったっていうのが本音のところです。

というのは、合格した人にとって合格率が高かったでも引くかっても、あんまり関係ないんですよね。

どちらかというと、その時の関心ごととしては、

 一緒に受験勉強してきた仲間が一緒に合格したらうれしいし、不合格だったら悔しかった

でした。

 

一方で、ボクが受験生当時そうでしたが、次の試験を受験する予定の人にとっては、合格率ほど気になることはないでしょう。

実際、受験生だったとき、直前の第17回の学科試験はかなり難しくなったという評価が出回り、当然、合格率も前年と比べると、落ちているという情報を目にして、めちゃめちゃビビりましたもん。

・次の試験は簡単になるのか、それとも難しくなるのか?

・難しくなる場合、じゃあ、なにがどう難しくなって、今後の出題傾向はどうなるのか?

って感じでいろんな情報に振り回されていました。

そういえば、受験団体を選択するにあたって、

「キャリ協とJCDAはどっちが受かりやすいんですか?」

という質問をされる受験生を何度か見ていました。

でも、それって……。

  

ドラクエとファイナルファンタジーの比較論争に似ている


キャリ協とJCDAのどっちら良いかっていうのは、

 ゲームの話しだと、ドラクエとFF(ファイナルファンタジー)の論争

に似ています。

もしくは、iphoneとAndroidスマホの論争でもいいですし、和食vs洋食みたいな感じ。

最終的には、その人のの好みだったりするんでしょうけど、どちらかに愛着があると、選択しなかった他方を否定するという気持ちも、なんか分かります。

そして、今回の試験結果の考察ですが……。

 

今回の試験結果の考察(諸説あり)

今回と前回の試験結果の情報をまとめてみました。

キャリアコンサルタント試験の受験生の多くは、

 キャリコン養成学校を修了した初受験者

だと思います。

正式な発表がないので、ロープレ会の参加者の様子からボクが勝手に仮定しちゃっているんですが、たぶん、合っているんじゃないかな。

そうすると、今回はかなりその受験者が増えています。

特にキャリ協の受験数は「前回比133%」なので、JCDAよりも圧倒的に多いですね。

そして、注目すべきは、同時合格率のキャリ協は「157.2%」なので、やはりJCDAよりも圧倒的に高いんです。

もう、ここからなんとなくピンと来た人はいるのかもしれませんが、おそらくはこのあたりが関係しているようにボクは思うんです。

 

キャリコン養成学校は、最初から「キャリ協受験のみ」に絞ったところがあります。思っているより、そういう学校が多いように思います。

ボクの卒業した養成学校はキャリ協もJCDAもどっちも受けることができますが、その方が少数派。

ちなみに、両団体受験可能になると、授業の途中でロープレにしても二手に分かれてしまうんです。

これは、無料のロープレ会に参加したての頃、感じたのですが、やっぱり

 はじめからキャリ協のみに受験を絞って、そこに集中して受験指導した養成学校生には敵わない

んです。

つまり、ここで結論なんですが、

今回のキャリ協の合格率が高かったのは、キャリ協のみ受験できる養成学校の受講生が増えた結果

だったのではないでしょうか?

無料ロープレに参加している(していた)受験生なら分かりますが、出身養成学校を聞いてみると、

 とある養成学校の卒業生が無料ロープレに参加する率がかなり高い

んです。しかも、さらに(受験という観点では)非常にレベルが高い。あとついでにいうと、ボクが通っていた学校よりも受講料も高い。

また、とある養成学校は規模がメチャメチャ大きいので、そういう(やはり受験という観点ですが)レベルの高い受験生を効率的にたくさん増やすことができるんだと思います。

 

だって平均点に差があまりないんだもん

表をみると、平均点にはあまり差がない状態でした。

この平均点に著しい差があったのであれば、論述問題や、面接の評価基準の難化が生じたと考えられるのですが、それはキャリ協でもJCDAでも大きな差がありません。

なのに、合格率にこれだけの差があったというのであれば、試験対策の指導をきちっとしてもらった受験生が多かったんだと思います。

 

最後にこれだけはあえて言います!

別にこういう分析のお仕事をしている訳ではないので、かなり強引な展開になっちゃったかもしれません、ごめんなさい。

受験生だったボクが感じたということなので、他の受験生にもそれぞれの感じ方がありますから、諸説がいろいろあってもいいと思います。

ただ、実際に受験した人が感じたことであり、周りの受験生の様子を観察して出した一つの結論なので、大ハズレってこともないかなと思っています。

 

なんか、「信じるか信じないかは、あなた次第」になっていたら、ごめんね。

 

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