1月に、キャリアコンサルタント養成講座のサポーターとしてデビューしました。
そして、2月も引き続き、サポーターとして参加させていただいています!
キャリコン受験生が合格したらやってみたいこと
キャリコン受験生時代に、意外と心強かったのが、先輩のサポーターとかアシスタントと呼ばれるお兄さんやお姉さんでした。
人によりますが、ちょっと先輩の意見の方が、講師の方よりもずっしりと心にしみわたることがあります。
ただ、これも人によりますが、ちょっと先輩の意見に振り回されてモチベーションが落ちてしまったこともあったので、難しいところです。
そういう経験は、他の受験生でもあったようで、ある意味反面教師的に、
合格したら受験生の支援をしたいな
という方は意外と多くいます。
イヤだったりムカついた当時の経験を反面教師的に
ボクがキャリアコンサルタント養成講座に通っていた時に、戸惑ったり、嫌だったり、時にはイラっとしたことは、再現しないように努めています。
例えば、ロープレの練習。
養成講座によってタイミングは異なると思いますが、大体は全体スケジュールの前半にショートロープレ(実技面接15分の半分ぐらいの時間)が始まることが多いと思います。
しかも、そのタイミングは急にやってきます。
これなんですが、受講生の立場だと、いきなり感があります。すっごくあります。
もっと、はっきりと言うと、
「それを習いに来ているのに、ちゃんと教えることもせずに、いきなりやってみろってのは、どういうことだ!」
っていう気持ちの強弱はあるものの、そんな感じで戸惑ってしまいます。
そのまま養成講座が全日程の後半に入ると、なんかよく分からない状態になり、しかも、教わったことないのに、ダメ出しされて、果てにはロープレ恐怖症になりますです、はい。
これは、他にも多く感じた方がいて、
「(お金を払っているんだから、せめて)見本をみせてほしい」
という声をあげたり、受講修了時のアンケートに書いたりすると、
「自分でキャリアコンサルティングを受けるといいよ」
という返しが割と多いようで、ボクもそれを忠実に守って、キャリアコンサルティングを受けたのですが、相手のキャリアコンサルタントは教える意図でコンサルティングをしている訳でもなく、まったく参考になりませんでした。
信頼できそうなキャリアコンサルタントの方だったので、なんだか申し訳なくなり、偽装質問を打ち切って、ネタバレして、率直に伝えました。
「実は、キャリアコンサルタントを目指していて、養成学校の先生から、ロープレがうまくなりたいなら、キャリアコンサルティングを受けるように言われてきたんです」
って。
「それが主訴だったんですね」
って言われて、お互い笑っちゃいましたけど。
で、分かったのはそのキャリアコンサルタントの方も養成学校では、ロープレの見本を先生に見せてもらったことはなかったということです。
だから、Youtubeとかインターネットから情報を自ら探し出して、それをマネるしかない受講生になってしまうのですが、今度は、それを先生から否定されるわけです。
「インターネット上で公開されているキャリアコンサルティングは良くない。動画は特に見てはダメ」
って。
じゃあ、お手本を見せてくれるかというそうではなく、だから、仕方なく、ネットで探してひっそりと観る。
男子中学生が、ひたすら無修正エロ動画を隠れて探して観るような、そんな感じっす。
いつ、親に(今回のケースでは先生に)バレるかドキドキしながら。
ロープレのお手本をやってみた
はい、講師の方と見本としてやりました、やってみましたとも!
ボクはクライエント役で、講師の先生がキャリコン役。
終わったあと、講師の方が解説してくれました。
時間がなかったのと、オンライン授業なので、対面授業とは違って、別室もなければ、講師の方と個別に事前のネタ合わせを一切してなかったのですが、こちらの心情や思惑みたいなものを全てフォローいただきました。
「この見本をマネしてねっていうことじゃなく、例えばこの時にこういう質問は、こういう意図があって、だから、聞き方はいろいろあるけど、例えば……」
そんな感じで、解説が終わった後、みんなにロープレをしてもらいました。
たぶん、良かったのは、見本だけではなく、その解説まできちんとをしたところだったと思います。
事前に準備できるテキストや配布物に留まらず、こういった生のライブ授業みたいなのは、ボクが受講生のときにやってほしかったことでした。
ただ、そういったことを許容するかどうかは、養成講座の学校の方針もありますし、講師の方の度量が問われるようにも思います。
いわゆる大人の事情みたいなのもあるでしょうから。
実際、ボクもこのお手本をする直前と最中は、めちゃめちゃドキドキしました。
このことがきっかけで、サポーターのお話が途切れたらどうしようとか、クビになったらやだなぁとか。
そもそも、テキスト通り、カリキュラム通りに授業を進めるとこれほど教える側は楽なことないですし、まず、間違いないはず。
……そんなことが、直前に、一気にボクに押し寄せました。
「そうか、だから、養成講座では頼まれても見本を見せないんだ」
そんなことも直感ですが、なんとなく理解することもできました。
でも。
だけど、やっちゃいました。
受講生の、後輩のことを考えると、今回のクラスの後輩には特に、見本をみせることがとても大切だと講師の方と共に感じましたから。
なので、これがきっかけでクビになってもいいやって思いましたね。
それぐらいの覚悟を持って実演をしました。
ただ、見本ロープレをしたあとの解説を聞いている受講生の表情を観ると、やって良かったなと思いました。
そして、これは教える側の勝手な思い込みや勘違いかもしれませんが、受講生の方からリクエストやお願いが来る前に、こちらで雰囲気というか空気を察して先に見本を示したというのが、意味があったことだと感じています。
つまり、
「あたしの学校では、先生にお願いしたら、見本見せてくれましたよ」
じゃなくって、
「そういえば、ぼくの学校では、授業中に先生たちが、見本を見せてくれてましたよ」
という感じが重要なんです。
この2つの差、お気づきですか?
前者は、「受講生が困った状況まで追い込まれている」という点、これを避けたかったんです。
受験生の時に、この経験をしていれば分かるはずですが、この状態ってものすごくつらい。(ボクはつらかったです。)
で、後者のように、「一度、教えてもらったような気がする」という状況だと、具体的に分からない点が明確になるんです。
そうなると、これが近道でして、それについて、アドバイスをしてくれる人というのは、受験生だと分かるんですよね。
「自分は、この部分がうまくできないから、この人なら、分かりやすく教えてもらえるかな」
ってな具合に。
授業が終わって、ぶっ倒れそうなぐらいの疲労感と達成感
授業が終わったのですが、すごく疲れました。
普段の仕事では味わったことのない疲れを感じました。
そして、これも普段の仕事では味わったことのない達成感も味わうことができました。
いまその余韻を味わいながら、記事を書いているのですが、ときどきウトウトしていたので、やっぱり相当疲れているのかもしれません。
今日は、ゆっくりお風呂に入って、もう寝ようっと。