<カウンセラー基礎の基礎はこの一冊>【参考書】大人も気づいていない48の大切なこと

参考本
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Amazonの「カウンセリング」カテゴリーでNo.1だったこちらの本、さすがNo.1というだけあって、カウンセリングの基礎の基礎になることがとても分かりやすく書いてありました。

 

ボクはキャリアコンサルタントになってから読んだのですが、受験生のキャリコン養成学校の授業が始まる前に読んでおけば、きっとモチベーション維持ができていたのかなと感じる1冊でもありました。

 

目次と概要

‎ 学研プラスより2021年11月9日に初版が出版されました。

目次はこんな感じです。

目次

 はじめに

 1章 自分のこと
  1 どんな時でも自分は自分の味方でいよう
  2 していいガマンは、自分を成長させるガマンだけ
  3 悪いことはしないで、正々堂々としていよう
  4 好きなものにとことん夢中になろう
  5 コンプレックスはうまく利用しちゃえ!
  6 長所をみがいて短所をぶっ飛ばそう!
  7 うまくやれなくてもいい。とにかく続けてみよう
  8 くやしいと思う気持ちは悪いものなんかじゃない

 2章 友だちのこと
  1 人と自分を比べないようにしよう
  2 友だちの「いいところ」と仲よくしよう!
  3 人のいいところはどんどんほめよう
  4 みんなに好かれるなんてムリ。あきらめよう
  5 他の人がどう思っているかなんてどれだけ考えても絶対わからない
  6 大切にしたい友だちをとことん大切にしよう
  7 人の言葉にいちいち傷つく必要なんてない
  8 ムリして人に合わせなくていい
  9 直接会って話をしよう
  10 きらわれても気にすんな!
  11 人を思いやる心を何より大切にしよう

 3章 勉強のこと
  1 勉強はキミの可能性を広げる
  2 読書って最高のシュミだ!
  3 まずは小さなゴールを設定しよう
  4 おもしろがって取りくむのが一番!
  5 いくつもの世界を自分の中に持っておこう
  6 うまくいかないときこそ、チャンス!
  7 教え合いはいいことずくめ! いいことはどんどん人に教えよう
  8 はじめはうまくいかなくて当然だと思っておこう

 4章 暮らしのこと
  1 生活習慣を整えて、サイコーの毎日を送ろう!
  2 生活習慣を整えて、サイコーの毎日を送ろう! ①よく寝る
  3 生活習慣を整えて、サイコーの毎日を送ろう! ②よく食べる
  4 生活習慣を整えて、サイコーの毎日を送ろう! ③よく運動する
  5 自分が幸せになれる時間の使いかたをしよう
  6 お手伝いは一石二鳥!
  7 感謝の言葉は積極的に口に出そう!
  8 「当たり前」を疑ってみよう

 5章 将来のこと
  1 自分の可能性を信じよう!
  2 反省はしても、後悔はしないで
  3 やりたいことは必死になってやろう
  4 「将来の夢」が見つからないならそれでいい
  5 夢をかなえるためにあせらないで
  6 ときにはあきらめも肝心
  7 自分のことは自分で決めよう
  8 考えすぎるよりも、まずは動いてみよう!
  9 失敗は成功への道のり
  10 努力によって手に入るものは成功じゃなくて成長
  11 心配は捨てちゃおう
  12 キミには大事にされる権利がある
  13 どんな道を歩んでもいい。幸せになろう!

 

ちなみに、本の内容を含めて、出版社のサイトに紹介がありましたので、気になる方は次のサイトを確認するとよいと思います。

 

フリガナもしっかりあるので、小学生から読めると思います。

ただ、ボクは、

 再び勉強をしようとする大人こそ読んでほしい

んです。

特に、ボクと同じ世代の「団塊の世代ジュニア」は受験受験で、この本に書いてあることは学校でも家庭でも習わずにいる人がすごく多いんだと思います。

少なくともボクはそうでした。

ここを一度しっかりと通らないと、キャリアの再構築はままならないですし、そもそも、これからを担うZ世代の気持ちに寄り添うこともできないと思います。

 

自分の先入観に気づくツール

48個テーマですが、どれもこれも、「自分の先入観を認識することができる」内容でした。

これ、重要です。

「再認識」じゃなくて、「認識」するのですから。

人のことは気づくのに、自分自身のことはあまり考えたり気づくことっていうのはなかなかありません。

あるとしたら、大きな失敗をしたとき。

でも、その失敗がサラリーマンにとっては命取りになってしまうこともありますから、本からあらかじめ把握しておくことをおすすめします。(命取りになったボクはそう痛感しております、はい。)

  

著者のTestosteroneさんとは一体!?

著者はTestosterone(テストステロンと読むそうです)さん。

twitterのアカウントをみると、146万のフォロワー! ……すご。

ちなみに、今回ご紹介した本について、著者ご自身でもtwitterで取り上げていました。

 

強烈に印象的だった一文をあげると……

この本で1つだけ感銘を受けた文章をあげるとしたら、こちらです。

③立場が変われば正解も変わることを覚えておいて、どんなときも相手の立場に立って考えるのと忘れないようにすること

P132

キャリアコンサルタント養成学校では、「受容・共感・自己一致」ということを習いますが、端的に一言でいうと上のようなことになると思います。

キャリコン受験生時代にこのことに気づいていたら……。

ちなみに、このテーマはP130-132の3ページで取り上げられています。

ボクは③だけを取り上げましたが、①と②があっての③なので、立ち読みでも構いませんので、ここを熟読しておくことをお勧めします。

他のキャリアコンサルタント(の受験生)との大きな差がなりますから。

 

では、ここでクエスチョンです

「あきらめること」や「逃げること」は負けじゃない。じゃあ、何か、分かりますか?

これはP152に答えが書いてあります。

このテーマは「ときにはあきらめも肝心」ですが、もし、あなたが、

・いまの仕事で悩んでいたり、
・上司や周りとの人間関係でつらい思いをしたり、
・めんどくさいことを押し付けられたり、
・昇進をエサに我慢を強いられたり

するのであれば、このページはそこから逃げ出す勇気を得るはずです。

ただ、1つ注意なのが「ときには」というところ。

そういうのが、現実的なアドバイスなんだなってボクは感じました。

 

もしお子さんがいるのであれば、ご自身で読んだ後、お子さんにあげるのも良いと思いますよ。

一家に一冊、あっても良い本だと思います、マジで。

 

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