キャリアコンサルタント養成講座を受講するにあたって、一番気になったのが、
教育訓練給付制度で給付金がいくら戻ってくるか?
でした。
インターネットで養成講座の学校を調べていると、
「70%戻ってくる(※)」
と書いてあるのですが、よくよく(※)の小さい文字を見ると、「最大」って書いてありますし、他にもいろいろと細かい条件がありました。
そもそも「教育訓練給付制度」ってなにさ?
厚生労働省のホームページにはこのように説明があります。
教育訓練給付金とは
働く方の主体的な能力開発の取組み又は中長期的なキャリア形成を支援し、雇用の安定と再就職の促進を図ることを目的とし、教育訓練受講に支払った費用の一部が支給されるものです。 また、初めて専門実践教育訓練(通信制、夜間制を除く)を受講する方で、受講開始時に45歳未満など一定の要件を満たす方が、訓練期間中、失業状態にある場合に訓練受講をさらに支援するため、「教育訓練支援給付金」が支給されます。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku.html
うーん、分かるような分からないような。
とりあえず、ボクは在職中で、会社ではなく自腹(個人負担)でスキルアップしたいので、要件は満たしていそうです。
最終的には、ハローワークで申請して審査してもらって、OKが出れば「教育訓練支給給付金受給資格者証」っていうのをもらえるようなので、とりあえず「今は大丈夫」っていう気持ちでさらに調べます。
ちなみに、この記事の公開時点での情報ですので、最終的にはご自身で例えばハローワーク等でご確認してみてくださいね。
このスタンスは、養成講座の学校説明会でも同じでして、説明会でもあまり詳しくは教えてもらえませんでした。
「本校のキャリアコンサルタント養成講座は最大70%の対象です」
ぐらいまでなので、こうして、自分で調べた内容をまとめているのですが。
教育訓練給付制度は3種類ある(一般・特定一般・専門実践)
簡単な表にまとめてみました。
支払った受講費用の戻ってくる割合 (上限あり) | ハローワーク事前申請 | |
一般教育訓練給付金 | 20%(講座の修了) | |
特定一般教育訓練給付金 | 40%(講座の修了) | あり |
専門実践教育訓練給付金 | 50%(講座の修了) +20%(試験に一発合格した場合) | あり |
ちなみに、キャリアコンサルタント養成講座は「専門実践教育給付金」が該当しており、最大70%というのは、基本が50%で、「試験一発合格おめでとう」のご褒美的なものとして20%追加される仕組みでした。
なので、まずは50%給付され、その後、試験に合格したらさらに20%追加で給付という感じです。
なお、上の3つですが、対象となる講座や対象資格はそれぞれで異なるので、キャリアコンサルタント以外でのご利用を考えている場合はご注意ください。
とりあえず、2021年度は上の表のとおりですが、現在のコロナ禍による財源支出を考えると、もしかしたら割合が少なくなる「改悪」になる可能性が高いのかなとも思い、ボクは、今回すぐに利用することにしました。
総合資格の学校がこの手の情報に詳しい
キャリアコンサルタント養成講座の学校で、他の資格の対策講座を扱っている学校だと、この「教育訓練給付金」についてかなり詳しい知識を持っているなと感じることがありました。
しかし、はっきりとばっさりと「教育訓練給付金」について自ら自発的に教えてくれる学校は基本的にはありませんでした。なので、もしかしたら、なるべく言及しちゃいけないのかも。
ただ、この部分に学校で触れる際、
①本当に知らないので、説明できないパターン
②事情があって詳しく説明できないパターン
というのは、これからその学校で受講しようかなと考えている側には、すぐにピンと感じてしまいます。話素振りに雲泥の差があるんです。
例えば、②の場合は、はっきりと言わないけど、その代わり、具体的な調べ方を教えてくれるんです。初学者には、この差ってとても大きいなとも感じました。
また、総合資格の学校では、やはり聞かれるケースが多いのか、ホームページに既に概要が掲載されていることも多く、しかも、イラスト満載でとても分かりやすいので、そっちから調べていくというのもおすすめです。
いかがでしたでしょうか?
この記事も、はっきりとしてない感じの情報発信だったら、ごめんなさい。