<学術的なNPO考察>【参考本】はじめてのNPO論[澤村明 他]

参考本
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NPOについて本をいくつか並行的に読み進めています。

現場寄りから学び、キャリアコンサルタントとしての視点でも情報収集。

と、ここで距離を少し引いて、学術的にも学びをしようと、こちらの本。

いままでは気にしなかった経済的な効果みたいなものを学ぶことができました。

 

  

目次と概要

こちらの本は有斐閣より2017年4月20日に初版が出版されました。

著者は複数いますが、いずれも、大先生っぽい方ばかりでして、続いて、目次の紹介です。

序 章 なぜNPOを学ぶのか
第1章 NPOとは何か
第2章 NPOはなぜ求められるのか:存在理由を考えよう
ショートストーリー1 NPOの4つの機能:オックスファムを事例に
第3章 法・制度を学ぼう
第4章 行政との関わりを考えよう
ショートストーリー2 ソーシャル・キャピタルとは
第5章 企業との関係を知ろう
ショートストーリー3 大災害におけるNPOの役割
第6章 社会的起業家・社会的企業とは
第7章 マネジメントを理解しよう
第8章 どのように資金調達するのか
第9章 NPOをつくってみよう
ショートストーリー4 NPOで働くということ

読んでみるとそれほど難しいくはないのですが、目次を見る限りは、自ら手を出しにくい感じですね。

 

  

2つの失敗からのNPOの存在

やはり、いままでとは異なっている理論的なアプローチでした。

その中でも、「市場の失敗」と「政府の失敗」については、P42から書かれており、この2つの失敗があり、それをNPOが第3セクターとしての活躍を期待されているっていうのが、理論的な考察なんでしょうね。

 

財務諸表の企業だと、B/S(貸借対照表)ともう1つがP/S(損益計算書)なんですが、NPOだと、P/Lじゃなく、活動計算書というものになるそうで。

あとは、NPOが抱えている問題点についても書かれており、このあたりは中小企業の事業承継と似た感じでした。

経済学を専門としてなくても、すんなり読める本でした。

よし、多面的にNPOについて知識つけてこれたぞ。

 

 

 

 

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