<これ、すごすぎ!>【参考書】図解 心理学用語大全: 人物と用語でたどる心の学問

参考本
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とうとう探しました、見つけました!

「心理学」に関してのイラスト入門書、あったらいいのになっていうのが本当にあった!

 

オールイラストです。

しかも、かわいいイラストです。

なのに、心理用語の説明が分かりやすいです!

キャリアコンサルタントの試験対策になるのはもちろんですが、それに広がりがある用語が取り上げられているので、ついつい、読みふけってしまいます。

  

目次と概要

誠文堂新光社より20205月18日に初版が出版されました。

この出版元の誠文堂新光社の本は初めて。まったくもってノーマークでした。

購入したあと、正誤表ないかなぁってホームページを見たのですが。

残念ながら、ホームページでのアピールはお世辞にも上手ではありませんでした。

というのは、例えば目次に関しては次のような感じで掲載されています。

目次

◇心理学者名鑑(96名)
アルフレッド・アドラー、エリク・H・エリクソン、ミッシェル・ロスほか 
●心理学者年表

◇心理学用語図鑑(158語)
●心理学の誕生
魂の三分説、機能主義ほか

●行動主義
古典的条件づけ、行動主義ほか

●ゲシュタルト心理学
仮現現象、図|地ほか

●精神分析
無意識、夢判断ほか

●臨床心理学
劣等コンプレックス、ABC理論ほか

●認知心理学
マジカルナンバー7、スキーマほか

●発達心理学
自己中心性、ボボ人形実験ほか

●人間関係の心理学
セルフ・モニタリング、ブーメラン効果ほか

●社会心理学
マージナルマン、マイノリティ・インフルエンスほか

●性格の心理学
価値類型、自己実現の欲求ほか

・主な参考文献
・索引

  

いままで紹介した本の中では最も、目次のアピールがちょっとなぁ……と感じました。

ただ、Amazonの口コミはかなり高評価。

うーん、非常にもったいない

ボクのように「書店からホームページ」ではなく、逆の「ホームページ」からこの本にたどり着いた場合、おそらく離脱しちゃうような気がします。

この本、とても良いものだけに、非常に残念!

 

キャリアコンサルタントの受験生には、勧めたくない理由

この本ですが、ボクは衝撃を受けました。

これほど分かりやすいものがあるなんて、ぶっ倒れそうになりましたぐらいです。

なので、本当はそんなこといっちゃいけないのかもしれませんが、キャリコン受験生には、勧めたくなかったりします。

だって、これ、分かりやすいんですもん。

この本読んだら、たぶん、合格水準まで達しちゃう人、続出しちゃうと思いますし。

なんてことで、結局は、ひっとそりとですが、おすすめしちゃうんですけどね。

キャリアコンサルタント養成講座の受講前に、一読するのが良いと思います、

そのあと、授業で出てきた用語を調べて、試験前にまた調べてっていう感じが、キャリコンの受験対策としての活用方法になると思います。

もちろん、合格後もずーっと使える一冊だとも思います。

 

強烈に印象的だった一文をあげると……

この本で1つだけ感銘を受けた文章をあげるとしたら、こちらです。

ロジャーズは、心的ストレスの原因は自己概念と実際の体験の不一致にあると考えました(自己概念P126)。

P128

「自己概念」についてはP126で取り扱っているので、まずそこから読んで、このP128にたどり着くとさらに理解が深まります。

ここでは紹介できませんが、イラストで、丁寧に説明をP128,129でされています。

ロジャーズといえば、クライエント中心療法であり、自己概念と経験、適応状態、歪みっていう具合にさまざまな用語が出ています。

それをイラストで説明しているので、まず、そこから理解する感じとなります。

それで全体をイメージできたら、あとは言葉の理解。

ボクは、この本で「来談者中心療法」について、ようやく理解ができたというか腑に落ちたような感じがしました。

キャリアコンサルタント養成講座での学習は、分厚い文字ばかりのテキストを読みといて、それを自分なりにイメージすることで理解していくのが一般的だと思います。

が、ボクのような初学者は、そもそも、その方法だといくら時間があっても足りません。

なので、この図解(=イラスト)から入るのが一番効率的だと感じました。

 

では、ここでクエスチョンです

「昇華」って人に説明できますか?

防衛機制の中でも、ボクが理解しにくい、イメージできなかったのが「昇華」です。

ちなみに、これはP102で説明が書いてあります。

キャリアコンサルタント養成講座のテキストでは、「ムカついた奴をぶん殴りたいが、それをスポーツで発散する」みたいな感じで書かれていますが、そこには、「エス」や「自我」も関わってきます。

「つまり、どういうこと?」

というのを説明するのであれば、P102のイラストになるのですが、これも、なかなか理解しやすいです。

じゃあ、「自我」とか「エス」とかって何なの?

って思えば、この本の後ろの索引から該当ページを引っ張ってくることができますし、さらに、

「エス」と「エゴ」と「イド」ってなにがなんだっけ?

って気になれば、これも索引から簡単に調べることができます。(ちなみにこの本のP94にイラスト入りで説明があります。)

 

うーん、みんなには内緒にしておきたかった一冊だったなぁ。

 

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