Z世代というのは聞いたことありましたが、いまいち理解していませんでした。
そういうこともあり、それに関連したセミナーに参加しました。
京都大学経営管理大学院の寄附講座です。
ボクが講演を聞きながらのメモですみませんが、ご参考になればと思います。
牛窪恵さんワールドの2時間
すごいなぁ、牛窪さん。
1時間ぶっ通しで、かなりのスピードで話をしていました。
オンラインということもありますが、それにしてお腹から声を出しているような感じで、終始、聞き取りやすかったです。
そのあとのディスカッションを含めると2時間の牛窪さんワールドでした。
Z世代とは?
アメリカから来た言葉が「Z世代」でして、X世代、Y世代ときての「Z世代」だったんですね。
日本的に言うと、
団塊世代
↓
団塊ジュニア
↓
団塊ジュニアジュニア(Z世代)
の3ステップ目がZ世代にあたるということです。
コロナが取り去った「4つの壁」
4つの壁とは、次の通りです。
2.都会と地方の壁
3.本業と副業の壁
4.リアルとバーチャルの壁
この壁の存在についてはZ世代がいちはやく気がづいており、コロナ禍のいまは、世の中全体が若者の価値観に近づいているようです。
それぞれの壁についての参考資料をまとめると、次のようになります。
講演後、この参考資料を見るだけでもすごく勉強になりました。
1.会社(仕事)と家庭(生活)の壁
新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査
2.都会と地方の壁
3.本業と副業の壁
beforeコロナの時代から、Z世代がよく口にしていた声
次の4つは、Z世代が頻繁に言っていたことだそうです。
・どれが本業でどれが副業って決めなきゃいけないんですか?
・なぜ一つの場所で仕事しなきゃいけないんですか?
・いままでの「○○業」に一つもやりたい職業がない
この4つですが、確かに、噂だったり直接だったりで聞いたことはありますが、みなさんは正直、どうですか?
「何言ってんの?」
みたいな感じで受けていません?
すみません、ボクはキャリコンの勉強をする前は、はっきり言って、そう思っていた派でした。
壁が元に戻せない理由
この「壁」ですが、
どうせ、コロナ禍が落ち着いたら元に戻るんでしょ?
って思っている方、意外と多いと思います。
現実問題として、例えば、コロナの感染者数が激減した直後に、在宅勤務から通常勤務に戻った会社もありますから、ある意味、元に戻っているともいえると思います。
ただ、長い目でみると、ボクはそうじゃないのかなと、今回、牛窪さんのお話を聞いて、そう感じました。
それで、次の4つの理由です。
1.人口減少
2.2025年問題(団塊世代が75歳)
いまは、子育てしながら働くテレワーク
→やがては介護をしながら働くれれわーく
3.SDGs
→コロナで社会貢献、家族との絆の欲求が急伸
→東日本大震災後でも起きた現象
4.DXが加速
→リベラルアーツ(学部や部署を超えた「交流」)いろんな分野のプロフェッショナルは大切だが、
「いろんなことをまず知る」が大切
→「群盲、象を評す」の例えでなっとく。
Z世代から学ぼうという気持ちがあるかどうか
Z世代は「壁」に対してコロナ禍前に、すでに違和感を持っており、この世代は気づいていたということです。
そして、その価値観にコロナ禍を経て、いま日本が近づいています。
世代、業種、専門領域を独立したプロ化になるのではなく、融合することの大切さをボクは今回、牛窪さんからのお話を聞いて、間接的ですが、Z世代から学ぶことができました。
この「Z世代」を今回のセミナーから接して、理解したことは、これから、キャリコンをしていく上で、他の方にはない、最新の土台を自分の中で構築できたように思います。
ライフ&ワークバランスって、あれ、逆じゃない?
このセミナーの副題になっていた
「ワーク・ライフ」じゃなくて、「ライフ・ワーク」
というところに最初は違和感を感じていましたが、お話を聞いて、あえて、「ワーク」を先に持ってきている理由も分かり、すっきりした2時間でした。