学びが楽しいから続くロープレ会。
今回も、違う養成学校でのロープレの集まりに参加させていただきました。
試験まで1週間を切っているものの「ロープレを楽しもう!」は相変わらずでした。
直前に受験生4名が集まり、4時間越えの熱血ご指導をいただきました。
「人の欠点」は『欠点』ではない。であるならば……
CC協議会の試験対策として、どうしても「○○不足」を探しがちです。
それは、つまり、相談者の「欠点」を探すことになってしまうと言い換えることができるかもしれません。
しかし、
他人の欠点は、欠点ではない
んです。
「じゃあ、なんなんだ?」
っていう議論をロープレ会の中で受講生の中でしたのですが、行きついたのは、
他人の欠点は、自分との違いなだけ
ということでした。
「自分との違い」と考えるか「欠点」と考えるかで、人との接し方が全く違うように思います。
物の見方や言い方が変わるだけで、ずいぶんと違うもんですね。
大学生の相談者役を相手にがんばりました
大学生で、就活中のクライエントのキャリアコンサルティングをロープレでやりました。
あまり出会ったことのないケースだったので、ちょっとびっくりしましたが、まぁ、相手が誰でも、いまさら仕方ないので、ある意味諦めて、しっかり傾聴していくようにしています。
その甲斐もあって、大きくぶれることなく、話を聞けたと思います。
そうそう、他のロープレ会に参加した際、ビックリしたのは、受験生で、
ありとあらゆるパターン分けとそれぞれの対策をしている方
がいました。
それである程度の準備を論述試験からされていたようで、まず、論述はほぼ大丈夫だったとおっしゃっていました。
面接でもそれでほぼ完璧かと思いきや……。
やっぱりナマモノというか、ライブというか、人を相手にした場合、パターンに依存するのはギコチなさが出てしまいますし、意識が自分自身に向いてしまうように、その方のキャリコン役を見て感じました。
そう考えると、今回のロープレ会のように、どんなシチュエーションでも万能的に通じるような方法を学ぶ方がボクは良いと思います。
まぁ、なかなか汎用的な手法を教えてくれる人はそもそもそんなにいないですし、受験生としては、パターン化されたことを教えて覚えて実践する方が手ごたえのような実感しやすかったり、楽だったりもします。
さらに、万能的な方法の習得というのは、その人それぞれ違うこともあり、体系化できにくいです。
受け手(受験生)にとってみると達成感がかなり少ない・手ごたえを感じるまで時間がかかるというデメリットの方が大きいんで、受験生からのニーズは案外ないのかも。
実際、ネットで検索すると、「ノウハウ教えます」みたいな有料のものが多いですし。
一番つらかったのは、受験生同志のロープレで、この方法を試してみると、みんな養成学校のロープレがベースになっているので、ボクのように他の方と違うことをしていると、批判的な意見が多く、長続きすることが非常に難しいんです。(そういう指摘を他の受験生やオブザーバーから毎回指摘されていましたし。)
実は、ボク自身も、その「パターン化」に手を出したことがあります。
だけど。
だけど、いまだからこそ言えますが、そのやり方だと、かならずどこかで破綻します。そして、強烈な自信喪失に陥ります。(陥りました。)
ボクは、早い時期そうなってしまい、まだ試験まで時間があったことが幸いし、今回のロープレ会に参加させてもらったり、またいろんな人に助けてもらえて、奇跡的になんとかなりました。
卒業した養成学校の先生に事情を話して、うれしいことに無料でマンツーマンレッスンをしてもらったのですが、1ヵ月ぐらいかかったように思います。(キャリコンを目指していた中で、この1か月は、思い出したくもない1か月です。)
しかし、これが、試験直前や試験当日、もしくは資格取得してプロになったときに遭遇してしまうと、取り返しのつかないことになるようにも思います。
クライエントに納得してもらうキャリコンが自身に納得しないとダメ
試験まであと5日後、もしくは6日後に受験を控えているボクら受験生に、次のエールをいただきました。
「クライエントに納得してもらうあなた達が自分自身に納得しないとダメ」
今回のロープレも、本番も、そして、資格取得後も、キャリアコンサルタントとして反省すべき点を考えだしたらきりがないと思います。
それは、キャリアコンサルタントであってもクライエントであっても、完全な存在はなく、いずれも不完全な存在だから。
不完全な存在だから、寄り添い、支え合って、一緒に歩むことができるんだと思います。(なんか、金八先生っぽいけど。)
そんな気持ちが伝わる言葉をいただきました。
ボクの勝手な解釈だから間違っているかもしれませんが、不完全が完全になろうとするそういう勉強の仕方が、結局楽しくなくなるんじゃないかなとも自分の過去を顧みて感じます。
また、この場に集まったキャリコン(の卵)の数だけ、いろんなタイプのキャリコンがいることが逆に良いようにも感じることが、この勉強会を通してできました。
そうじゃないと、そんなに遠くない将来、コンピューターやAIに仕事を奪われてしまうんだと思います。
逆説的にいうと、パターン化を行うキャリコンはそれらに仕事を取られてしまうんじゃないかなって。
みんなが成長した瞬間
試験が近いということもありますが、それぞれに個性のあるキャリコンのスタイルを垣間見ることができたロープレ会でした。
このロープレ会までに、各々、やっぱり努力していて、そういう日々の積み重ねが、今回のロープレ会での受験生同志のディスカッションや、指導を受けたその直後、ググっとみんな成長している様子が見ることができた貴重な4時間でした。
6日か7日に試験を受けた人、13日か14日に試験を受けた人。
その人たちよりも、ボクらは、1週間あるいは2週間多く勉強していることで、さらに腕を磨いている状態ということが分かった時間となりました。
自分自身がやってみて分かったのですが、受験直前というのは、伸びしろが多くあり、非常にノビル時期です。
結果として、ボクの場合、学科&論述試験が終わって、その
「ノビル時期」が3週間
でした。
そんなノビル時期にノビル法則のロープレ会で、ノビない訳がないです。
ただ、他の受験生のレベルにようやく追いついたぐらいかも。
もしくは、試験を終えてロープレをしていない受験生よりも、継続していることで、ちょっとだけ差がついていたら、人より頑張った分、報われてうれしいかも。
……といったこと考えると、ボクは今週末の最終週の試験日を選んで良かったと思っています。
ま、強がりなんですけどね。