キャリアコンサルタント養成講座で習っていると、外国の理論家ばかり出てきます。
たまに、補助プリントで日本の方も。
そんな感じで学習してきたので、
キャリア理論において外国の方が進んでいるという先入観
がいつの間にができていました。
試験での出題がさらに煽る
受験生ですと、多くの方が過去問を解くと思います。
その際に、ひっかけだったり、捨て問題として出てくるのが
日本人の理論家による理論
です。
逆にいうと、外国人の理論の方が出題率が高く、難易度も低い。
そういう背景があって、日本人の理論家にいつの間にか抵抗をもってしまったようです。
合格後は真逆
で、合格後なんですが、余裕ができると、試験対策ではなく、趣味として、本を読むことができます。
そういうときは、本当に興味があったり、困っていたりするときに手に取る本でして、圧倒的に、日本人による本を手にすることが多いです。
そうすると、かなり理解が深まります。
何冊か読んでいて、また別の機会にご紹介したいと思っていますが、日本人が日本人に向けた本っていうのは、読みやすいです。
翻訳と解釈に独自性
翻訳本や養成講座のテキストは、どうしてこんなに分かりにくいんだろうなぁって思いながら、受験生は「試験に出る」ということで、片っ端から暗記していました。
ただ、暗記が苦手なので、語呂合わせで覚えまくっていました。
そうすると、語呂合わせ上のストーリーの方が先に入ってしまい、もともとの意味と言うか、その理論の背景や成り立ちがまったく疎かになってしまっていました。
それに気づいて、本を読むものの、多くは、翻訳時の「日本語化」で無理をしてしまったり、著者独自の解釈が「さも原書の著者のような」伝え方をされていたりで、ずいぶんと無駄な時間をすごしてものです。(ちなみに、そういう本はこのブログでは紹介していませんので、ご安心を。)
受験生時代は、外国人の理論家を言うのがかっちょいい
受験生特有なのかもしれませんし、ボク自身もそうでしたが、受験時代は、なんとなく、養成講座に出てきたり、過去問に出て着る理論家を崇め奉ることが、なんとなくかっちょいいんですよね。
「クランボルツのプランドハップンスタンスセオリーって、響くわぁ~」
とか、なんか言ってみたいもん。
っていうか、言っていたし。
「じゃあ、クランボルツとかプランドハップンスタンスセオリーについて述べよ」
って言われると、たぶん、ムリ。
それだけで、本が1冊出ているぐらいだから、そこまで読み解いていないです。
たまたま、養成学校で先生が、例えで話してくれたことが馴染んだだけですから。
國分さん? あ、あの人ね
実際、受験生同志のロープレ会で、こんなことがありました。
「國分さんって知ってます?」
雑談をしていたら、そんなことを相手の方が言ってました。
ボクは当然、あの人だと思って、
「けっこう、動画とか観ていますよ」
「え、動画? 何かおすすめって、あります?」
「じゃあ、あとでチャットで送っておきますね」
その後、休憩が終わり、ロープレのオブザーバーだったボクは同じくオブザーバーのその人にURL送りました。
ロープレが終わって、画面に映っているその人を見ると、大爆笑!
笑いこらえて、適当なフィードバックを返していました。
その時、ボクが送ったURLはこれでした。
ボクは「ビューティーこくぶ」さんだと思ったんですが、相手は「國分康孝」さんのことを言っていたのでした。
それぐらい、日本の理論家はメジャーじゃないんです。
(ボクだけかもしれないけども。)