【動画研修レポート(第1回)】治療と仕事の両立支援におけるコーディネーターの必要性とその役割および留意点

両立支援コーディネーター
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両立支援コーディネーター基礎研修に当選し、本日が動画研修の解禁日。

仕事が終わって、プライベートモードに入ってすぐ動画の1本目をみました。

録画された動画は2倍速で観ているのですが、今回は(1回目の視聴では)できなかったので、通常再生で観ましたが、リアルタイムみたいな感じで、メモを取りながら、1本目を観終わりましたんで、そのレポートです。

 

お勧め度:★★★★★

あぁ、名前を出したいけど、どうも、この研修は当選者以外にはあまり開示していないみたいなので、このブログでも控えておきます。

「プロフェッショナル 仕事の流儀」とかに出ていてもおかしくない感じの方でした。

その方が医療現場から両立支援の必要性を熱い想いで語ってくれており、仕事帰りの夜の動画資料は居眠りしちゃうのですが、この動画は、そんなことなく、最後まで、メモを一生懸命書いたり、途中で、動画を止めて、知らないことや興味があることをネットで調べて進めました。

 

杓子定規じゃないのがまたいい

一般的なことはそりゃ、こういう研修のテキストですし、厚生労働省も関わっているので、びしっと記載があります。

ただ、そこを補うのが講師の腕の見せ所ではないでしょうか?

本音と建て前みたいなところがあって、ボクが好きでした。

講師の方が、人情味がある感じで男はつらいよの寅さんじゃないですが、

「○○することってありますが、本当にそれでいいの?」

みたいな感じで、ついつい聞きほれてしまう感じである一方、

「××ぐらいは言って寄り添ってもいいのではないでしょうか?」

なんて優しく、視聴者に投げかける。

そして、投げかけられたボクは、必死に考える。

そんなこんなで、途中から考えすぎて頭痛がしてきました。

 

自営業は保護されない現実

資料のP5にありますが、ある法律の話になりました。

別に、一般企業の話なので、さらりとそのまま次のスライドに進んで全然いいんです。

でも、そこであえての問いかけ「この法律では自営業は保護されない」と。

そういわれて気が付いたのですが、キャリアコンサルタントしていると(実際のところメインの仕事は営業なので、してないと言われるつらいですけども)、いつの間にか相談者を勝手に限定していることがあります。

でも、ボクがなりたかったキャリアコンサルタントは、あるいは、ボクがあこがれたキャリアコンサルタントや、支援をしてもらったキャリアコンサルタントって、そういう限定した考えをもった人たちだったかなぁっていうことをここで思い出しました。

対人の仕事、これは営業でも同じですが、自分で分け隔てをしちゃいかんなぁって改めて思いました。

 

結構、こういう哲学的なことをさらりと話す講師の方でして、「勤労の権利と義務」なんて話もあったのですが、「義務」についても「強制」を強いるのかみたいなこともおっしゃっていました。

疑問文で質問している訳ではないのですが、自然とボクには問いかけられているような気がしました。

たぶん、相性というか、この講師の方が途中から好きになってしまって、なんとか、この人を超えてやろう、もしくは、同じ水準まで近づこうと思って、すごく考え始めたんでしょうね、きっと。

ま、最終的には超えることはできず、近づくこともできなかったけども。

 

ワークライフバランスと近似・対局の3エリア

ワークライフバランスについては、さらに突っ込んで話がありました。

・ワークライフブレンド
・ワークライフスプリット
・ワークライフメシー

いずれもボクは聞いたことすらなかったので、そこで動画を止めて、いちいち調べちゃいました。

 

古き良き日本の肯定と否定

このあたりが講師の方の人柄なんじゃないかなと思いました。

古き良き日本の伝統(ここでは、日本の既成概念と言っていました)について、冷静に分析していました。

いわゆる「根性論」ですが、このあたりの説明をする場合、かなり否定的にされる方もいるのですが、この講師の方は、

「そういう時代もあったよね。でも、もうそれだとムリな世の中になってきたね」

こんな感じで、受け入れるものは受け入れて、その上で……という感じで展開でした。

それに例えが、うまいんだよなぁ。

日本の労働環境については、スポーツに置き換えて説明するし、そんな感じで話されると、みんな納得するじゃんって感じでした。

 

企業には少し厳しい部分、「喝ッ!」だ

企業の言い訳、

「それはたまたまでしょ。だって、うちの会社は大丈夫だから」

というのをみなさんも良く耳にすると思います。

いかなる統計資料を見せても、「うちは違うから、うちは大丈夫だから」っていう感じでかわす、そう、そこの人事の方!(……あまり人事の方はこんなブログみていないでしょうけど)

それに対しての一言。

それって、労働者が我慢しているだけですよ

あぁ~、惚れてまうやろ~。

ま、ちょっと言い方は違いますが、そういった現実に則した「みんながきっと思っているけど言えない言葉」がときおり出てきて、スッとしたりもしました。

 

キャリアコンサルタントにも当てはまるドキッとした言葉

ボクがこの方の講義を聴いていて、ドキッとしたのが、この一言でした。

支援はするが、代理人になってはいけない。思いが強すぎてもいけない

ようやく念願のキャリアコンサルタントになって、困っている人や弱い立場の人のためになりたい!っていう気持ちはたぶん、他の方よりもボクは強くあると思います。

だって、ボク自身がその昔、そういう立場の人だったから。

でも、クライエントの代わりになってはいけないんですよね。

がんの患者が会社からこういう扱いをうけて、「許せない! かわいそうだ!」って思ったとしても、ボクがその人の代わりになってはいけないというのは、両立支援コーディネーターでも、キャリアコンサルタントでも、もっというと、上司や先輩としてもしてはいけないことなんだと思い出しました。

今回の講義では、なんども「気持ちが強すぎてはいけない」「代理になってはいけない」ということを教わりました。

 

だって、そうすることで満足するのは、支援者ですから。

これは、生稲景子さんと大橋未歩さんとの対談で話があった「ニュートラル」が一番大事なのかもしれませんね。

最後に、この講義を観ながら、いろいろ調べてけっこう役に立った「両立支援コーディネーター」視点でのお役立ち動画を紹介します。

この中で「ニュートラル」の話が大橋未歩さんからありました。

 

講師の方を絶賛していたかと思えば、終盤は生稲景子さんが出て、最後を「大橋未歩アナウンサー」の一言で締めくくる当たり、疲れているのかもしれませんね。

すんません。

 

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