＜キャリコンになったあとで必須本＞【参考本】マイクロカウンセリング技法―事例場面から学ぶ【試験後の取り組みも】

キャリアコンサルタント受験中は、試験対策でいっぱいいっぱいだったのですが、試験が終わって、目からウロコだった本が1冊だけあります。

そして、キャリアコンサルタントになって、最もお世話になっているのがこちらの本です。

　

　

　

試験に合格してから1年過ぎましたが、いまでも、学びが多くある本です。

先に言っちゃうと、こんな内容に興味がある方は、もう、買っちゃってください。

「マイクロカウンセリング技法をわかりやすく解説。事例場面を通して技法を習得。
本文に掲載された、「基本的傾聴技法の連鎖」「肯定的資質の探求」「基本的傾聴技法と積極技法の連携」の事例場面(介護問題・親子関係・いじめ・ドメスティックバイオレンス)をDVDに収録。悪い例と良い例を見ることによりマイクロ技法がいかに有効に使われているかを学び、技法を身につけよう。」

https://www.kazamashobo.co.jp/products/detail.php?product_id=1310

　

監修は、あの「福原 眞知子」さんです。（キャリコンになって知らない人はたぶん、いないはず……）

　

　

発売から15年、でも色あせない本

今回ご紹介するのは2007年に発売された本。

そう、15年ぐらい前の本なんです。

この間、いろんなことがありました。

・2008年にはリーマンショック。
・2011年に東日本大震災。
・2020年に新型コロナウイルス感染症の流行。

にもかかわらず、この本は色あせないです。

DVDに収録されている人物のヘアスタイルや衣装にはちょっと時代を感じさせるものはありますが、内容はいまでも十分通じるものがあります。

知識の説明は本で、それを具体的に示したDVD映像のハイブリットな構成です。

　

他にはないのが、「悪い例」を最後まで収録している点

さらに、他にはないのが、「悪い例」と「良い例」。

「悪い例」は露骨すぎ誇張しすぎの内容もありますが、一歩引いて客観的に見ると、相談者にはこのDVDには映像のような感じでキャリアコンサルタントの振る舞いは映るのかなとも感じました。

いまなら、Youtubeにも、ロープレの動画はたくさんあります。

ただ、どれもこれも、「良い例」なんですよね。

その場合、「悪い例」としては視聴する各人がそれぞれの記憶にある曖昧なものと比較することになります。

ボク自身、ロープレがうまくいかず、この本に出会うのが遅かったので、ひたすらYoutubeのロープレ動画を繰り返し観ていました。

でも、何度観ても、定着せず。

考えたら、漠然とした記憶の中のアナログ情報と、動画のデジタル情報の比較です。

違う性質で比較するのは、かなり非効率でした。

そういう面では、このDVDはデジタル情報間の比較ですので、一時停止だって再生速度も変更できますから、効率的に学習ができます。

　

目次と概要

こちらの本は風間書房より2007年7月31日に初版が出版されました。

監修は、福原眞知子さん。

しかも、DVDに福原さんらしき方も映って解説されたりしています。

（たぶん、あの方が福原さんだと思うのですが……）

ホームページは執筆者の情報も次のように掲載されていました。

【監修者紹介】
福原眞知子
日本マイクロカウンセリング学会会長
NPO心理教育実践センター理事長
教育学博士(東京大学)・臨床心理士

【執筆者紹介】
山本孝子
佛教大学大学院教育学研究科博士後期課程修了
広島市スクールカウンセラー
博士(教育学)・臨床心理士・社会福祉士

寺川亜弥子
常磐大学大学院人間科学研究科修士課程修了
臨床心理士

大西靖子
佛教大学大学院教育学研究科修士課程修了
京都府、京都市スクールカウンセラー・臨床心理士

　

なので、どちらかというと臨床心理っぽい流れなのかな。

　

さて、目次は、こんな感じです。

風間書房は、聞いたことのない出版社さんでして（ごめんなさい）、この本がはじめてこのブログで扱うのかもしれません。

ホームページを見ましたが、なんか、硬派な出版物を多く扱っており、大学の教科書っぽい？　みたいな印象を受けました。

　

おすすめしたい内容は、Youtubeで語りました

このブログでは、初の試みですが、文章では語り尽くせないので、今回の本はYoutubeにて紹介動画をアップしましたので、良かったらみてください。

この動画で本を取り上げているのは「07:39」あたりです。

また、キャリアコンサルタント試験が終わってから合格発表までにやってことも動画にはまとめています。