ボクの場合は、既にあるNPOへの参加を考えているので、NPOの設立・運営・解散のフェーズでいうと、「運営」フェーズに参加となります。
まぁ、せっかくなので、「設立」と「解散」についても知っておこうと思って本を探していたら、これぐらいしかありませんでした。
定款の作り方とか、そういう内容なので、必要ないと言えば必要ないのですが、興味のあるNPO法人の提案をいくつか見ていると、共通の物差しがあった方がより理解しやすいと思い、その部分を重点的に調べノートにまとめると、確かに理解度がバツグンに高まりました。
目次と概要
こちらの本は日本実業出版社より2016年10月10日に初版が出版されましたが、現時点ではその最新版となり、あまり初版の時期はきにしなくてもいいかもしれません。
そして、このブログで紹介しておきながら、とても申し訳ないのですが、目次、出版社のホームページでは公開されていません。
探しても探しても見つからず、Amazonにはさすがにあるだろうと思っていたのですが、Amazonですら目次は公開されていなく、この点は、とてもがっかりしました。
類書がないので、これを手に取りましたが、類書があったら、たぶん、この本は選ばなかったかなぁと思いますもん。
というか、金額もそこそこなので、目次すら公開していない本を選ぶのはけっこう、気合が必要でした。
たぶん、スルーされちゃうと思うんだよなぁ。Amazonのレビューの評価も悪かったし、本の紹介も雑だし、レビューはそういう姿勢が反映されちゃっているんじゃないかなぁ。
内容的にはボクにはとても参考になる部分があり、著者の方の知識も十分伺い知ることができたので、ホント、もったいない。
社会人の基礎知識に加えて、企業とNPO法人の違いも
普通に役立ったのが、社会人の割とミドル層なら知っておきたいビジネス基礎知識がきちんと書かれていたことです。
例えば、会社で扱う印鑑で、角印と丸印の違い、分かります?
どういう場面で使い分けるとか、知ってます?
あと、収入印紙の知識。そもそもの収入印紙もそうですが、NPO法人だと非課税で不要になるとか、そういった注意事項もきっちり掲載されていました。
なので、どちらかというと、NPO法人の運営のノウハウになるんでしょうが、普段は知る由もないことが、コンパクトにまとまっていました。
小難しくすればきりがないのに、これは図も多く、非常に分かりやすい。
なので、最後まで謎だったのが、なのにどうして出版社は販売に力を入れないんだろうってことでした。
NPOに関する本のニーズがかなり低いんかなぁ。