<これのおかげで副業で結果が出せたトーク技術>【参考本】話し方ドリル[神原智己]

参考本
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9月、10月の2ヶ月間を副業を休んで、自己鍛錬に励んでいました。

まず、最初に強化しようと思ったのが、話し方。

人見知りな性格なので、自分から進んで話すことはかなり苦手なんです。

副業は、お金をいただくので、かなりスイッチを入れて積極的にしていますが、仕事が終わった後、脇汗がすごいのなんのって。

弱点は分かっていたので、それを強化するにはどうしたらいいかと思って、まずは理論を理解して、そこから練習。

そういうタイプの本は意外と少なく、こちらの本で一瞬で決まりました。

 

 

目次と概要

こちらの本は総合法令出版より2022年4月21日に初版が出版されました。

絶賛コロナ禍中に発売された本でして、情報がそれほど古くていまは適用できないという論点はほぼありませんでした。

また、総合法令出版さんですが、こちらの本を過去に紹介していました。

 

さて、今回ご紹介する本の著者は、神原 智己さんです。

最後まで読んで分かったのですが、著者は女性の方で「かんばら さとみ」さんでした。

ボクは「かみはらともき」だと思っていて、さらにてっきり男性だと思っていました。

出版社の著者紹介にはこのように記載があります。

フリーアナウンサー/話し方コンサルタント
札幌市出身。明治大学商学部卒業後、札幌テレビ放送にアナウンサーとし
て入社。担当した番組すべてで視聴率No.1 を達成。東京でフリーアナウ
ンサーに転身後、TV ショッピングでは1時間で1,500 万円の売上げを記
録した。現在はラジオ番組を中心に活躍中。「クライアントの個性」を活
かしながら、業種に合った話し方のコンサルティングに定評がある。

http://www.horei.com/book_978-4-86280-844-8.html

 

おお、アナウンサーなんですね。

ちなみに、こちらの本の目次は出版社が公開しておりまして。こんな感じです。

第1章 「直感」に響く話し方とは
第2章 人が思わず動いてしまう「言葉の言い換え」
第3章 一瞬で伝わる「発音テクニック」
第4章 感情が伝わる「口の開き方」と「声の高さ」
第5章 とっさの一言で心をつかむ「返しの一言」

 

この目次ですが、かなりあっさりしていまして、たぶん、これだけみたら、買わなかったと思います。

本にある目次はもっと細かくて、それをそのまま載せた方がいいんだと思うけどなぁ。

実際、ボクがこの本から学ぶことができたのは、全部で15個のテクニックです。

それぞれ、具体例もあり、すごく分かりやすいのに、上の目次からは、そういうテクニックが満載だなんて夢にも思いませんからねぇ。

まぁ、別にいんですけども。

  

強烈に印象的だった一文をあげると……

この本で1つだけ感銘を受けた文章をあげるとしたら、こちらです。

全ての根底にあるのは、「相手の立場から気持ちを察する」ということ 

P250

これがピンポイントで、副業に活かすことができました。

本業はどちらかというとBtoBでして、副業はCtoCなのですが、この根底の考え方は、BtoBでもCtoCでもどちらでも万能でした。

この本で理論を理解して、ドリルや例で練習し、実践しての2ヶ月。

メッチャ大変でした。

いや、本当に大変。

正直、途中で本を破り捨てそうに何回かなりました。

だって、初めの1ヶ月なんか、全然できないんだもん

本の練習ではできるんですが、いざ、対人での実践は本当に難しかったです。

そんなとき、やはり、この本にある根底に立ち返り、「相手の立場と気持ち」に主軸を置いて考察することに徹しました。

結果、テクニックとしては15個でしたが、しっかりと身につけることができたように思います。

ちなみに、この本に出てくるテクニックは15なんてもんじゃないです。

他にもあるので、ぜひ、ご自身で合うものを見つけてくださいな。

  

では、ここでクエスチョンです

「え」「あの」「まぁ~」と言いそうになったらどうすればいい?

答えはP134にあります。

みなさんは、

「え~」「あの~」「まぁ~」

ってよく言っていたりしません?

ボクは多いんです。

これに気が付いたのが、キャリコン養成学校で、逐語録を作ったとき。

こんなに言っているんだっていうのにビックリしました。

聞く側としては、けっこう、この「え~」「あの~」「まぁ~」っていうのは不快なんですよね。

ボクなりの改善策はあって、事前に原稿を用意しておくこと。

ただ、今度は気持ちが入ってない言葉になっていたりするんですよね。

この本では、具体的に、それを防止する方法が掲載されています。

実際に、やってみると、100%防止できました。

これには本当におどきました。

さすが、アナウンサーの方の書いた本だなぁってすごく腑に落ちましたし。

 

他にもいろいろなテクニックがあるのですが、キャリアコンサルタント養成学校に通学しているときに、このブログでは亀仙人とボクが勝手に呼んでいる先生からアドバイスをもらったこともいくつかこの本に載っていました。

そして、その効果は……?というと、こちらの記事にあるように、大成功です!

 

想定外に良かったのが、副業はもちろん本業でもここから得たノウハウは活用できていること。

「話し方」っていうのは、人生の中でここまで体系的に学んだ記憶がなく、挫けそうなぐらいうまく行かないこともありましたが、でも、2か月間、よく練習を続けたなぁとも思います。

逆にいうと、2ヶ月で、この本のレベルは完全吸収できるんだから、1500円ぐらいで買えるんだから費用対効果はメチャメチャ高いと思いました。

 

また、コロナ禍の渦中に発売された本だけあって、新しい論点というか解釈というか、キャリアコンサルタント養成のテキストにも載っている「氷山モデル」を使った説明(P23)は、キャリコンをしているのであれば、ベースの知識があるので、ぜひ読んでもらいたいと思います。

 

最後に、コロナ禍の前の本もいくつか読んだのですが、コロナが落ち着いた現在では、情報や考え方が古かったです。

ここではあえて紹介しませんが、会話のツールとしてオンライン会議がここまで浸透した2023年以降では、2020年以前に発売された「話し方」の本は読まない方がいいぐらいです。

なぜなら、ボクは、かなり戸惑いましたから。

キャリアコンサルタントとして、コロナ禍前に資格取得した人の差、優位性は、おそらくこの本を読んで実践したかどうかで大きな違いが出てくるような一冊でした。

 

 

 

 

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