対面での面接の練習をしていて、ずっと疑問だったのが、
「なぜ、コンサルタントが左側に座り、クライエントが右側に座るか?」
という問題。
ようやく解決しました。
昨日、ふと話題になる
昨日、面接の練習で、卒業した養成学校に伺いました。
その時に、「どうしてキャリコンが左に座るのか?」という雑談になりました。
まぁ、目先の試験ではそうなっているみたいでして、他の受験生もいたので、受験に役立ちそうなところを質問してその時間は終了。
その時に思い出したのですが、ボクはずーっと、このことが気になっていました。
5月ぐらいかな、養成学校に通学していた時、ロープレの開始前に、
「あ、キャリコンは左に座って」
って言われて、クライエント役の方と座り直したことがあって、そのセッションの終わったときに、
「どうして、キャリコンは左に座るんですか?」
って聞いたことはあったのですが、
「そういうもんです」
と言われてしまったもんですから、それ以上は聞くことができませんでした。
他の受講生も一緒だったので、そこにこだわるのも迷惑かなと思って、引き下がったのですが、それ以来、ずっと気になっていました。
他の機会に、別のオブザーバーの先生に聞いても、やはり、
「なんか、昔からそうで、いまもそうしている」
っていう感じで、なんでかはずっと分からずじまい。
調べて分かったこと
ネットで調べてみると、意外と、
「別にどちらでも良いが試験ではクライエントが右に座るケースが多い」
という意見が多かったです。
次に多いのが、
「右利きの人が多いので、右側に座る」
というちょっと意味が分かりそうで分からないようなものでした。
ボクとしては絶対に理由があるに違いないと思って、
探偵ナイトスクープに依頼を出すことにした
でも、踏みとどまりました。
そんな依頼、採用されることはないだろうなとも思って。
そこで、まずは、自分で調べることにしました。
「左右の表情」の違いに着目
左右の顔の表情に違いがあるから、クライエントを自分の右側に座ってもらうという仮説で、左右の表情の違いについて、検索しました。
すると、意外と、あっさり分かりました。
テレビでも有名ですが「心理学者 植木理恵さん」の意見ではこのようにありました。
左側の表情に注目することが重要だということも表情認知の心理学では分っています。
https://www.eyecity.jp/eye_psychology/vol35/
おお、そうそう、こういう情報が欲しかったんです!
ホームページの説明を要約すると、
アメリカの心理学者ポール・エクマンが人間の基本感情を6つに分類しました。
「喜び」「恐怖」「嫌悪」「驚き」「悲しみ」「怒り」の6つです。
その後、アメリカの心理学者であるハロルド・サッカイムが顔写真を左右に分けてエクマンの理論を分析したところ、左右の表情に違いがあることを発見。
それをベースに「表情認知心理学」として、顔の左側を重要視。
この経緯があって、ボクらキャリアコンサルタント受験生は、面接試験の場ではクライエントの左側すなわちクライエントの左の表情が見やすい場所に座っているんですね。
国内の大学の研究報告からも
おそらくそういうことかなと思って、さらに調べると、専修大学のレポートがネット上にありました。
このレポートを見ても、やはり、左側の表情の大切さが分かります。
受験生初になるかも
そういうことを理解して、面接試験で左側に座るのは、ボクだけかも。
ま、それはいいとして、
面接試験では左半身のノンバーバルに注目
っていうのは大きなヒントをもらったように思います。
実務でも、日常生活でも役に立ちますし。