【参加レポート】自分らしく働くためのキャリアの描き方

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キャリア形成サポートセンター主催の「自分らしく働くためのキャリアの描き方」のセミナーに参加してきました。

オンラインセミナーで、3部構成でした。

 

3人のスピーカーによるセミナー

3人のスピーカー。

「いとうまい子」さん、「生稲景子」さん、「薄井シンシア」さんの3名が順に、ユースキャリア研究所代表の高橋浩さんが先行のお二人に対してファシリテーターを対談するスタイルでした。

 

いとうまい子さんの「学びを通して 自分のキャリアを切り拓く」

第1部はいとうまい子さんがスピーカーとして登場です。

「生きるのが楽になった方法」のお話がボクの中では一番印象に残っています。

「ゲーム感覚」の方法や、具体的には、

 イヤな人に出会うと私って幸せだなって思ってやってみる

というお話。ちなみに、これは「フォーカシングの手法をやっている」というファシリテーターの高橋さんの解説があって、キャリコンの受験生としては分かりやすかったです。

あとは、「できるだけイヤな時間を過ごさないように考えてる」というお話もありました。

イヤな時間を過ごさないように、それについて考えるという考えはなかったので、聴いていて面白かったです。

また、いとうさん流の勉強方法として、隙間時間を大切にということがありました。

これは働いしている人には共感できるのではないでしょうか。

「勉強は慣れるとテレビがついていても集中してできるようになる」とか、「何度も何度も短い時間でも繰り返すと、高齢ないとうさんでも覚えることができた」とか、実例を交えてのお話は分かりやすかったです。

いとうさんはロボット系を選んだ理由は、もともと目指していたところは先生がその研究を収束するということで、どうしようかと20歳の同級生に聞いたら勧められたのがロボット系だったということです。

誰かが何かを言ってくれたら素直に従おうっていうのが大学に入ったときに決めたことだそうで、それを実践したとのこと。

40歳ぐらい若い人の意見について聞く耳をもって、それを参考に行動するなんて、ボクより一回りぐらい年配のいとうさんってすごいなぁって感じました。

 

 

生稲景子さんの「治療しならが自分らしく働く」

第2部は生稲景子さんが登場です。

5回の手術を乗り越えたっていうのは、聴いていて驚きましたよ。

お話の中では、

「ここに自分がいなければダメなんだと思う」

というのがありまして。

病気を患ってそう思う理由やそうすることでの効果もお話として聞くことができました。

「自分にはそれしかない」

という病気と闘っている当事者の気持ちも良く分かりました。

一方で、病気した当事者のできることは周りは奪わないようにしてあげてという話があり、これは「会社あるある」なんでしょうね。

部下が病気だとしると、上司や仲間が気を遣うんですが、それが返ってその人の仕事を奪うことになり、やりがいもうばうことになり。

でも、難しいのが、情なのか会社の利益なのかのバランス。

会社にいる以上、やはり「利益」が付いて回るので、この見極めが難しいんだろうなって思いながら聴いていました。

さらに、「働き方改革実現会議」の民間議員としての活躍内容も知ることができました。

「トライアングル制度」から両立支援コーディネーターへ話が進んだなんて、今回初めて知りました。

全体を通して、病気を乗り越えるには

 コミュニケーションが大切

なんだということを痛感しました。

終盤に、ファシリテーターの高橋さんから、

「自分らしく働くとは?」

という質問がありましたが、「この質問は正直ないよな」とボクは感じました。だって、生稲さんの話としては、「生きる」ことをボクらに伝えているんですから。(もしかしたら、台本にそうあったのかもしれないですけど。)

で、やはりそうだったようで、生稲さんが解答の前提として、

「働くというのは生きていくと同じと思っています」

をおっしゃていて、その後にこのようにおっしゃっていました。

笑う時間をなるべく増やしてみよう

生稲さんは「自分らしく生きる」には「笑う時間を増やしてみようと心がけている」とのことです。

続きがあって、

「でも、笑って普通に生きていこうと思っていてもいろんなことがある」

とおっしゃていました。でも、それでも笑う時間を大切にされているということです。

最後に、ファシリテーターの高橋は、このように話をまとめて終了となりました。

「なるべくっていうのがよく、必ずじゃないところがなお良い」

と。

おお、すごいぞ、高橋さん! パチパチパチ。

 

薄井シンシアさんの「キャリアの活かし方」

最後の第3部は薄井シンシアさんです。

「ライバルは自分」

というお話が冒頭にありました。

「自分に勝ったときの自信は残る」けども「人に与えられた自信はすぐになくなる」というところが、とても共感できました。

この薄井さんですが、ボクもちょっと似ているところがあって、ついついうなづきながらお話を聴いていました。

「決断するまでにすべてのプロセスを選択肢を並べて、あとは決断、実行する」

そして、

「情報収集は徹底している」

とも。

ボクもかなりリサーチをするする方です。ただ、お話を聴く限り薄井さんにはちょっと負けているかもしれませんけど。

過去、社会的ブームになる前に、男性で育休を取得したのですが、その時はメチャメチャ、情報収集しましたし、その結果の不利益の可能性や内容についても、また、逆にメリットについても細かくリストアップしました。

その結果、薄井さんがおっしゃるように、プロセスを重要視していたおかげで決断しやすかったし、実行もしやすかったです。

だけど、普通のサラリーマンが急に育児で会社を休むなんてことをいきなりやってしまったので、ここには書けないいろんなことがありましたけども。

また、「徹底的に考える」のはメチャメチャ精神労働で、疲れますね。

あとは、考え方が少し独特で、平均寿命までの時間は18年で、

その18年あれば子供をもう1回育てられる

といった捉え方は確かにそうなんですよね。自分の過去の経験と比較して、時間考察をするのは好きです。

「人がやらないことをやる」

というあたりも、ボクもそうなんで、聴いていてついついニヤニヤしちゃいました。

最後に、睡眠。

「からだがひつようなぶんだけ寝る、めざましはしない」

とおっしゃっていました。

ボクも、40歳半ばから、睡眠は最重視しています。

さすがにめざましはしていますけど。

 

それにしてもすごいパワフルでした。

司会進行の情勢の方も、ついていくのがやっとのようで、薄井さんの講演会みたいな感じで、それはそれで面白かったです。

薄井さんはボクより一回り年上ですが、そういう方も、日本をもっともっと良くしようと頑張っている姿をみて、元気をもらうことができました。

 

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