キャリアコンサルタント養成講座では、オンラインでも通学でも、どっちのコースであっても、カウンセリングのロールプレイがあります。
ただ、オンラインと通学では、実習環境が全く異なります。
オンラインと通学の両方のコースを体験したので、そのあたりをまとめていきます。
通学コースのロープレは受験対策として万全
通学コースでロープレをしたとき、オンラインコースと異なってやりにくいと感じたのが次の点です。
・相手の声が聞き取りにくい
・オブザーバーの存在(視線)が気になる
相手の声が聞き取りにくい理由は2つあります。
一つ目が、マスクによる声のこもり。もう一つが、周りでロープレしている人の声がジャマをする。
自分が発言する場合は、大きめの声を出せばよいのですが、相手の声が聞こえない場合は、顔を寄せるのもコロナ感染対策としては好ましくないですし、なんとなく、聞こえたふりで進めなくてはいけないことがあります。
オブザーバーの存在が気になるのも、対面ならでは悩みです。
オンラインだと、画面も音もミュートになっているので、視界(画面)からコンサルタントと相談者以外は消えます。
まぁ、実際は、オブザーバーから見られているし、声のやりとりも聞こえているのですが、でも、ロープレ中は、そんなことを気にしなくてもいいです。
これが、通学コースのロープレだと、気になるったら気になる。
しかも、先輩キャリアコンサルタントですし、あとでフィードバックもありますし。
また、ロープレ中に「いまのはしくじった」と思ったところに限って、目の前のオブザーバーの先生はすごい勢いでメモするし。
そういうのを気にしながらのロープレは結構、集中できずにいました。
なんですが、実務の環境とは異なっていても、試験の実技の環境とは、ほぼ同一となります。
従って、試験対策として考えるのであれば、やっぱり、通学コースで対面を経験しておかないとかなり厳しいだろうなって思いました。
左右のどっちのイスにコンサルタントが座るとか、どのように座るとか、そういうのは、試験を意識してはっきりと指摘してもらえます。
これを想像するのと、実際に体験するのは、かなりの差があるように思います。
オンラインコースのロープレは実務では必須
一方でオンラインコースのロープレは、実務では必須だと感じました。
というのは、これからはやはりオンラインでのカウンセリングが増えていくと思います。
そうすると、カメラ視線とかそういうテクニックが必要になると思います。
また、オンラインだとキャリアコンサルタントと相談者の二人だけですし、外野の音が入ってきたりはしません。
相手の言うことや、表情については、パソコンの大きな画面であれば、なおさら観察することができます。
Zoomのブレイクアウトルームとか、画面共有とか、ロープレではそこまではしないですが、授業で、先生がやっている様子を見ていると、オンラインでの注意すべき点が実に明確になり、間接的に学ぶことも多くあると思います。
結論としてはどっちも経験するのが良い
で、両方ともに良い点も悪いところもありますし、ご自身がどっちがあっているかというのもありますが、ボク自身が両方経験して言えることは、
オンラインでも通学でも両方とも体験した方がよい
ということです。
視点を変えると。これは学校選びのポイントにもなります。
学校によっては、オンラインコースのみだったりしますし、通学コースで振替も通学コースの別日というところもあるでしょう。
結果として、ボクの通っている学校は、
基本は通学
振替はオンライン
だったので、偶然ラッキーだったのかも。