2021年10月31日(金)10時30分。
ボクは国家資格キャリアコンサルタント試験を受験してきました。
本日(11月1日)、解答が発表されましたので、それを元に、解答速報・解説をしたいと思います。
……が、そこは受験生。
実際に受験したことを活かして、実況中継風に(ラジオ風に)、
・受験生が実際、どのように答えを絞ったか
・受験生が実際、どのように間違ったか
をまとめていきます。
なので、ちゃんとした解説を希望する方は、後ほど公開されるであろう「みん合」のサイトをご参考に。
第1問~第10問
問1(ふつう)【④× → ③】
さぁ、第1問です。
人生初めてのキャリコン試験で、しかも、人生はじめての第1問。……当たり前か。
緊張しやすい性格なので、もう緊張の緊張。
ド緊張しておりましたよ。
手なんかね、冷たくなって血行が悪くてさ、昔、ドラキュラの貯金箱っていうのあったじゃない?
あんな感じで、手が青白くてさ、こりゃあ、自分でもビックリしましたよ。
でね、第1問って、なぜか毎回難しいわけ。
過去問でもさ、出鼻くじかれる感じで、そこに時間がかかっちゃうし、気持ち的に「今回は難易度高めかな」とか思っちゃうし。
こりゃあ、作戦だね、きっと。
で、過去問でも毎回難しいって分かっているから、第1問を飛ばして最後に解けばいいじゃんって思うでしょ。
でも、できないんだよね、小心者だから。
それに、マークシートがずれちゃうといやだしさ。
まぁ、そんな気持ちの葛藤が、最初の30秒ぐらいあって。傍からみたら、ボーっとしているって思われたのかも。
良く授業中に集中していないって言われたことがあったけど、それが大人になってもいまでも治ってないんだね、きっと。
で、今回の問1は「Society5.0」。
このあたりは、「みん合」で勉強していたから、ある意味ヤマが当たって、
「お、今回は簡単だね」
って思ってさ、①と②は除外されることはすぐに出来て、あとは、③と④のどっちかなんだろうなって。
最初は③にしたんだけど、あとから、見直して、「前例主義的な意識」っていうのにひっかかって、あ、これが不適切なんだなってたどり着いたんだけど、見直したら、そのあとに「の変革」ってあるじゃん。
ここで、ひらめいたんだよ。
槇原敬之の「もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対」的な感じでさ、あたまがこんがらがってしまって、③は正しいような気がして、④に決めたんだよ。
そしたらさ、間違ってるじゃん。
見直さなければ、合っていたのになぁ。
問2(かんたん) 【③◎】
これはね、①と③で迷った。
①は「必須」ってあるから、たぶん違うんじゃないかなぁって思って、③にしたら、合ってたんだけど、ジョブ・カードって利用率が確か数パーセントだった気がしたし、そんなのに個人的にメリットがあるんかなぁって思ったら、だんたん、違うような気がしてきて。
でもね。②と③は除外されて、①を改めてみると「波及効果が乏しい」ってのがあってさ、これは違うだろうって思って、思い切って、③にしたら、正解。
他の人は、ここまで迷わないだろうから、割と簡単だったのかも。
問3(かんたん) 【②× → ①】
サビカスの問題で、「ライフデザインカウンセリング」なんてのあったっけって思って、選択肢を読んでいくと、①③④は明らかにおかしい。
サビカスともあろう方が、そんなこというわけないじゃんってね。
で、「ライフデザイン・カウンセリング」ってのが良く分からなくても、 ②に絞り込めるはず。
……だと思ったら、答えは①。
確かに③の「脚色する」っていうのは違うような気もするけど、ボクの考える「脚色」っていうのは、演出みたいな感じで、そこの解釈が違ったんかなぁ。
そういえばさ、「やらせ」と「演出」の違いとか知ってる?
そんなことを教えてもらったのが仇となったのかなぁ。
改めてみると、①を普通に選ぶよな。
問題は割と簡単だったのに、しくじったなぁ。
ま、結局は「ライフデザイン・カウンセリング」をしっかり覚えてない自分が悪いんだけどさ。
問4(かんたん) 【③◎】
一発で③だなって分かったけど、①がちょっと引っかかったかな。
スーパー、発達、「自己概念の発達と受容」っていうのが??ってなったけど、まぁ、なんか合ってんじゃんってのと、設問は「最も不適切なもの」ってあるから、③で決めちゃったら、合ってた。
たぶん、ふつうは迷うことなく、③なんだろうね。
「何らかの」っていうのもあやしいしさ。
問5(ふつう) 【③× → ②】
ハンセンのILPの問題。
Cが正しいのとDは違うっていうのは、分かったんだけどさ、AとBのどっちが正しいのか、分かんなくて。
Aの「地球規模」っていうのが大げさじゃないかなって思って。
だって、「ドラゴンボール」じゃないんだから、壮大な規模はひっかけ問題なんじゃないかって思わない?
さらに、頭をよぎったのは「孫悟空ってさ、地球人じゃないんだよ、サイヤ人なんだよ」っていう別人格のボクがささやくわけ。
それでさ、「あぁ、地球規模」はNGだなって決めたんだけど。
実はそれと迷ったのはB。なんか合ってそうだったんだよなぁ。
やっぱり気になったのはBの「キャリアの一定のパターン」っていうので、それは下線を引いていて、「?」マークまで付けていたわけ。
でも、結局、Bを選んじゃってさ、間違ってんの。
バカだねぇ。素直に、「?」が付いていないAを選べばいいのにさ。
解答をみて、ちょっと自分が情けなくなっちゃった。
問6 (激ムズすぎ!) 【④× → ②】
マーシャってだれ?
ミーシャのいとこ?
そんな感じで読み進めていると「アイデンティティ・ステイタス」ってのが設問にあってさ、極めつけは「予定アイデンティティ」で、
「終わったな」
と設問を放棄したくなったよ。
まぁ、過去問でも急に知らないフレーズが出てくることがあって、そういうパターンなんだなって思ったけど、でも、実際に出ると、「イラ」ってなるもんだね。
もう、なんだか分からないけど、①と②は違うかなって思いつつ、ここで神が舞い降りたんだよ。
「②と④は「幼児期」っていうキーワードが被ってるじゃん!」
ってことは、②か④が正解の可能性があるぞって。
過去問を解くと、そういうとこに感が働くもんでさ、バカみたいに過去問を何度も解いていると、そういうフィルターが働くんだなって。
②と④は文章からすると、④の方がミーシャっぽいし、歌の歌詞になりそうじゃない?
だってさ、「硬さ」と「本気」だよ。
②の「硬さ」は文章中に「融通のきかなさ」っていう言い換えがあるけど、④の「本気」は「マジ」っていう言い換えがあるじゃない? まぁ、当然、そんなことは④の文章中にないけど。
そういったことを考えると、答えは④になるわけ。
だって、ミーシャだよ。ミーシャなら④じゃん。④は「可能性」とかあるし。
で、ここは割と自信ありきで④を選んだんだけどさ、答えは②。
あ。
そもそもこの出題は「マーシャ」だったね。
問7(めちゃカンタン) 【①◎】
スーパーに関する問題。
これは一発で①を選べたよ。
キャリアダプタビリティと4次元っていえばさ、サビカスじゃん。
あっという間に、答えることができたけど、でも、簡単すぎじゃないっていうのが気になって気になって。
逆に、こんな簡単な問題を出すわけはないっていう疑心感から、一応②③④を読み返すと、やっぱり、①だね。
そうそう、こういう問題をボカァ、待っていたんだよ。
過去問を解いた中でも、一番簡単な問題に相当するんじゃないかな。
問8(かんたん) 【②◎】
これも一発で②を選ぶことができた。
……だけども、2問連続で簡単すぎやしないかっていうのが働いたね。
だって、どう考えてもおかしいんだもん。
かつて、過去問で、2問連続でやさしい問題が続いたことは、おそらくなかったから、これは何かあやしいぞって。
それにしても、過去問をやりすぎるとこういうジレンマに陥るんだろうね。
でね、一応、他の選択肢を見直す。
まず、①は「将来設計」がおかしいし、③は系統的脱感作ってのは、たぶんウォルピだった気がするし、④はキャリアインタビューはロジャーズじゃない。
そうなると、やっぱり②が残るんだけど、余計な時間をかけちゃったな。
ここも性格で、ふつうは、順に選択肢を見て、正解が分かったら、そこで次の問題に進むんだろうね。
ボクの場合、過去問に解き慣れてしまって、他の選択肢も〇か×を考えるクセが抜けなくて。
本番試験ぐらい、そんなことしなくてもいいのにさ。
あ、でも、これって受験生あるあるなのかも。
問9(めちゃカンタン) 【①◎】
たぶん、問7から出題者が同じな気がするんだけど、どうなんだろう。
問題が急に簡単になってさ、こういう出題をしてくれる方は、受験時代に苦労したのかなぁって思ったりもするんだけど、もうちょっとミックスしてシャッフルしてもいいような気も。
この問題は、交流分析がエリクソンになっているのが間違いで①が答えになるんだけど、問題文の7文字で判断できるのは行き過ぎた簡単さの気も。
交流分析はバーンだから、「エリ」を見た段階で受験生のほとんどは、①を選んで、次の問題に進んだはず。
そうすると、②③④がもったいない気がしてさ。
例えば、「I am OK. You are not OK.」なんて見もしない受験生がほとんどだと思うけど、これって知識としてまぁまぁ興味があったりするんだよね。
ボクが出題者だったら、正解を4つ目の選択肢したかな。そうすると、少なくとも①②③の3つの問題を受験生は見てくれるから。
ま、どっちてもいいんだけどさ。
問10 (めっちゃカンタン) 【②◎】
これもサービス問題だったかな。
①は「のみ」。
③は「価値の誤り」
④は「カウンセラーにとって」
がNGワードで、②を選べた受験生がほとんどだったかも。
「傾聴」に関する問題は過去問では、かなりひねったものはほとんど見かけなかったので、問題を作るのが難しいのかも。
受験生も感じたかもしれないけど、このあたりの簡単な問題が続いてくると、
「前回の第17回の学科試験は難しすぎて、相当、クレームが出たのかな」
って思う一方、
「どこで、難易度が上がってくるんだ!?」
とも思ったり。
同じように、どこで難しい問題に変わるのかってドキドキしながら、問11へ進んだ人、多かったんじゃないかな。
難しい問題になっても困るんだけど、そういう変な期待感と闘いながら問題解くのって、けっこうツライもんだよ。
……ということで、今回は問1~問10までまとめました。
このシリーズ、評判が良かったら続けようかな。
続いて問11から20はこちらをどうぞ。