1.😫ロープレが練習あるのみ?!
みなさんはロープレ(ロールプレイ)が得意でしょうか?
ボクはロープレがめっちゃ苦手でした。
そういうロープレが上手にできない受験生がよく言われる励ましがあります。
それは、
「いまは大丈夫、ロープレは練習あるのみだから!」
ということ。
いろんな有資格者の方にボクはそう言われました。
最初は、
「まだ慣れていないだけ」
だと思っていたのですが、10回過ぎたあたりから、
「いつになったら慣れんだろう」
って不安になり、20回過ぎても全くと言ってもいいほど、ぜんぜん上達しませんでした。
その結果、ボクはキャリアコンサルタントの面接実技試験まで
合計41回のロープレに挑んだ
のです。
2.😭ロープレが上手になるには「練習あるのみ」は間違い!
そんなボクだから言えることですが、
「練習あるのみ」というのはウソ
です。
そう、間違っているんです。
現に、ボクはそれに気づかず、どんどん下手になっていきましたもん。
それで上手になる人も確かにいました。
でも、「練習あるのみ」というアドバイスを受けて成長する受験生のほとんどは、
もともと素質があった人
です。
具体的には、
・人事の仕事で新入社員や中途社員の面接をもともと経験していたり、
・管理職の人で部下の定期面談をもともとやっていた
という人たち。
そして、教えるひとも、やはり、もともとの素質があった人なことが多いです。
だから、
「もともと素質がある人」が「もともと素質がある人」にアドバイスする
なら正しいんですが、多くの受験生はそうではないと思います。
「わたしは練習をたくさんしたから合格できた」
とか
「ぼくは練習を積み重ねたから、オールAだった」
というのはある意味事実ですが、実はそういう人の多くは、もともと素質があった人が開花しただけだと思うんです。
ボクはキャリアコンサルタント養成講座のサポーターをしていたのですが、もともと潜在的に持っている人って言うのは意外といます。
ただ、世の中は意外とイソップ童話のようなことがありまして、そういう人も、後半から急激に下手になるんです。
それについては、次のリンクの「5.😮出来る子が、後半から落ちこぼれる謎」に少し書いていますので、ご参考にしてください。
それでね。
そうじゃない人はどうすればいいのか?
それを今回はお伝えしようというわけです。
3.😘上手くいかなくても楽しいかどうか
結論からお伝えしますと、有料でも無料でもどっちでも良いのですが、
参加したロープレ会が楽しいかどうか
これに尽きます。
キャリアコンサルタント養成講座で教える立場になって分かったのですが、
その場を楽しいと感じる場合、教える側に余裕がある
んです。
これ、重要。
つまり、教える側に余裕があると、詰め込み過ぎないんですよね。
また、相手に余裕があるとこちらも本音を伝えることができ、その結果、ピンポイントのアドバイスを受けて、それを自分なりに解釈することもできて、ぐんっと伸びます。
合格したばかりの人のアドバイスで多く見られるのが、
「とにかくダメなところを探して全て伝えようとする」
のですが、そんなの受験生にしたら、受け止めることができる訳ないじゃないですか。
伝え方が厳しかったり優しかったり、それは関係なく、結果としては、
自分へのダメ出しが数多くなされたことに変わりがない為、超絶に凹みます
から、だんだん楽しくなくなっちゃうんです。
ただ、この「楽しい」については、主観なので、みなさん一人一人異なりますから、自分に合ったところを探してみてください。
次のリンクのような出会いがあることを祈っています。
そうそう、ボク自身、キャリアコンサルタント養成学校のサポーター(アシスタント)をしていた時期があって、そこでは「楽しい養成講座」をするべく、全力を注ぎました。
ただ、その反動で講座の翌日から1週間ぐらいはずっと調子が悪くなってしまったので、相手に楽しく感じてもらうというのは、とても難しいとも感じています。
ちなみに、現在はキャリアコンサルタントとしての活動が全て見合わせているので、サポーターについてはしていません。
それでは、最後に有名どころのロープレ会についてご紹介します。
ボクは2021年に参加した当時の感想なので、いまは違うところがあるかもしれませんが、ご参考にしてください。
4.📏「キャリコンスタディ」の評判(メリットとデメリット)
無料ロープレ会では、最大級ではないでしょうか。
ボクも第18回キャリアコンサルタント試験の受験当時、参加させていただきました。
開始が19時ということで、ちょうどよい時間に始まり、ちょうどよい時間に終わります。
セッション数(ロープレの回数)は3回で、大体2時間ぐらいで終わります。
開催も毎週火曜日の夜を基本に、たまに、平日の日中とかもあったりしました。
夜の7時開始で夜の9時に終わるというのは、働いている身としてはとても理想的な時間でした。
最低でも2セッションが必須なので、ボクは試験が近くなると、2セッションでの参加(二人ペアでクライエント役とキャリコン役の交互)が多かったです。
💖良い点💕
キャリコンスタディの良かったのは、毎回違う人とロープレが出来た点です。
一度も同じ人とペアになったことはありませんでした。
全国各地、いろんな養成学校に通っている人と話す機会もあって、「がんばるぞ~」っていう気持ちになりました。
また、受験直前に決起会みたいなイベントがあったり、卒業記念パーティーみたいなものもあったりして、受験生の気持ちに寄り添った運営をしてもらえていました。
基本的には、参加される方はとても意識が高い人たちなので、レベルの高い受験生と当たることが多かったです。
クライエント役をしながら、相手のキャリコン役を観察するのがとても勉強になりました。
また比較的早い段階から、受験団体別(CC協議会かJCDA)に分かれてのロープレ会が開催されており、無駄なく受験勉強・対策ができているようにも思います。
💔悪い点💥
悪い点をあえていうならば、運営者である有資格者の人が入ることがまずないということです。
ただ、ボクは初回の参加で、運よく運営者の方がいるグループに入ることができましたが、それ以外は、受験生同志で勝手にやって勝手に終わるスタイル。
そう、ここが悪い点にもなるんです。
ものすごく変な受験生と遭遇することが数回ありました。
フィードバックで、めった刺しにされました。
そういう目に遭っても通報や連絡することができないので、毎回、そういう目に遭わないかどうかヒヤヒヤしたことを今でも覚えています。
ロープレ会では、ブレイクアウトルーム運営者が巡回して、そういったことを防止しているところもある(次のご紹介するCaripa!がそうでした)のですが、なにせ参加者が多いので、難しいようにも思います。
5.📐「Caripa!(キャリパ)」の評判(メリットとデメリット)
Caripa!はそれほど大人数が参加していない(当時の話ですが)こともあり、運営がきちんとできているロープレ会でした。
ボクが参加していたときは、けっこうな確率で運営者(有資格者)の方がグループに入っていました。
また、時間については夜の8時あるいは9時からスタートするのが多かったです。
無料の範囲でも、運営者の方がサービス精神が旺盛でかなりアドバイスをしてくれるのも良かったです。
ライフスタイルの関係でお子さんが寝てから参加という方が多かったように思います。
💖良い点💕
いまは分かりませんが、当時は、相手の了解がもらえれば、Zoomのビデオ録画することが無料のロープレでもできました。
これは、無料のキャリコンスタディにはない最大のメリットだと思います。
後で復習することもできますし、自分の癖なんかも分かります。
ボクが通っていたキャリアコンサルタント養成学校は通学コースだったのですが、振替で入ったオンラインクラスでもZoom録画は禁止だったので、この録画ありについてはとても驚く一方、これほど勉強になるものもないと感じました。
💔悪い点💥
人数が少ない点です。
何回も同じ人とお手合わせになることがありました。
また、キャリコンスタディのように、CC協議会とJCDAが分かれたグループに出来る限りはしてもらっていましたが、そうではないことも。
また、好きなブレイクアウトルームに自分で入るスタイルもあったりしたので、結果、違う受験団体の人と一緒になってしまうことも。
受験が近いときに、違う受験団体の人との練習は口頭試問も違ったりしますから、あまりよくなかったです。
「Caripa!流の面接スタイル」というのがあって、それをベースにアドバイス・評価されてしまうのも、きつかったです。
あと、終わりの時間設定があってないようなもので、そのあたりは情熱的なんですが、夜の9時スタートで11時ぐらいに終わると、頭が冴えてしまってなかなか夜が寝られないこともありました。
6.🚩養成学校の友達ロープレの評判
ボクは、これが一番役に立ちませんでした。
というのも、学校でどういう人か良く分かっているので、ロープレの練習にならないんです。
試験を想定して知らない人とロープレをすることで学ぶことが多くあったので、養成学校の受験生仲間とのロープレはほぼ参加しませんでした。
知っている間柄だと、逆に照れがあったり、雑談が多かったりしたので、そういうのもあったからかもしれません。
はい、というわけで、いかがでしたでしょうか?
ロープレ会は、探せばいろんなところでやっていますので、自分のお気に入りの場を探してみるご参考になったらうれしいです。