「あなたにとって、キャリアコンサルトとは?」
これはボクがキャリアコンサルタントを目指す初めの初めに考えたことです。
それなりの大金を払い、膨大な勉強時間を費やすのですから、ボクは、まず、そもそも「どういうキャリアコンサルタントを目指すか」っていうことを真剣に考えました。
いよいよ年明けにキャリアコンサルタントに登録されるのですが、その前に、もう一度考えてみました。
いや、思い出してみた……かな。
自らキャリアの再構築から見えたこと
そもそもキャリアコンサルタントを目指す以前に、ボクは自分のキャリアを再構築しなければいけない状況でした。
就職活動したのは20数年前、転職活動したのは10数年前。
10年ぶり、20年ぶりにキャリアについて考えたのですが、一人で行うのはかなりしんどかったです。
それでも、本や動画、セミナー、ハローワーク、キャリアコンサルティングからヒントを受けて、複合的な情報から選択し、アレンジして、なんとか再構築してきました。
かなり手っ取り早い方法やツールもありました。
有料のものもありました。
ただ、「やってみた」「お金を払った」という気持ちだけのちょっとした達成感を得ることができましたが、それだけで、正直、役に立ちませんでした。
1~2か月も費やしたのに、何ら成果がなく、絶望が絶望を呼んだ状態で、悲壮感が加速するだけ。
自分を知ることからスタート
ただ、いろんな媒体から情報を得て、さまざまな話を聴くと、あることに気づきました。
「自分を自分自身が分かっていないんじゃないかな」
ってことに。
そして、その状態から、勉強をしても意味がないことに確認をもったのが、ある映画でした。
男はつらいよの「葛飾立志篇」では、こんな話が出てきます。
「己を知ってこそ、他人も知り、世界も知ることができる」
これは、主人公の寅さんが言われたひとことなんですが、これ、これこそがボクのキャリアコンサルタントの原点となっています。
実は、これを同じことを言っているキャリアコンサルタントさんがいて、それが、岩橋ひかりさんでした。
岩橋さんは、「己を知る」ということをもう少し具体的にかつキャリコン視点で
「自分らしさを知る」
と言っており、ボクの中では、「男はつらいよ」の先ほどのセリフの現代版のような感じで受け止めています。
というのは、「男はつらいよ・葛飾立志篇」は昭和50年(1975年)に公開された作品でして、それから50年ぐらい月日が経っているのですから、いまはいまの解釈があった方が分かりやすかったこともあって。
ボクにとってのキャリアコンサルタントとは?
なので、まとめると、ボクにとってのキャリアコンサルタントとは、
自分らしさをまずキャリコン本人が知ってこそ、クライエントを知ることができる
というポリシーというかそういったものが確立しました。
最初はもっとあやふやなものでしたが、キャリコンの勉強を通して、合格したいまだからこそ、これがしっくりくるかなっていう感じではありますが。
なので、このブログでも紹介しましたが、例えばアセスメントツールは片っ端から自分でまずは受けてみて、それから学ぶことを基本としていました。
実は、今日、ロープレ会でご一緒した方とお話しする機会がありまして、お互い合格したのですが、初心に戻るというか、そもそもなんでキャリコンになろうと思ったのかという話になりました。
結構、長い時間をお話したのですが、その結果が、今回の記事になりました。
ボクの中でのキャリコンの本質は、男はつらいよ。
その、男はつらいよの主人公は寅さんで、来年は寅年。
なので、来年もみなさまどうぞよろしくお願いしま~すって終えようと思ったのですが、大みそかは明日でしたね。
んがぐぐ。