9月、10月の2ヶ月間を副業を休んで、最も生活改善を目指したのが「睡眠」です。
振り返るとこの3年間はコロナ禍で在宅もあり、出勤の時間がない分、ついつい夜更かしをしていたのですが、振り返ると睡眠にバラツキがありました。
その結果、体調が不安定だったり、口内炎がやたらできたり、ニキビができたり、お通じが悪くなったり、なんか、不調の状態が継続していまして。
さらに、体重はどんどん増えてきました。
そこで、2ヶ月の集中レッスンとして、睡眠改善に取り組んでいました。
まず、よく耳にする睡眠に関する噂の真相を確かめるべく、正しい知識をこの本から得ることにしました。
ちょっと昔の本ですが、前から気になっていたので、こちらの本を読むことに。
……とその前に、こちらの動画で概略を掴んでいたので、一気に読み終えることができました。
目次と概要
こちらの本はサンマーク出版より2017年3月5日に初版が出版されました。
いまでは、マンガ版も出ており、息の長い商品ですね。
このサンマーク出版さんですが、このブログでははじめてとりあげる出版会社でした。
さて、今回ご紹介する本の著者は、西野精治さんです。
出版社の著者紹介にはこのように記載があります。
西野精治(にしの・せいじ)
https://www.sunmark.co.jp/author.php?pt=1&csid=%E8%A5%BF%E9%87%8E%E7%B2%BE%E6%B2%BB
スタンフォード大学医学部精神科教授、同大学睡眠生体リズム研究所(SCNラボ)所長。医師、医学博士。
1955年大阪府出身。大阪医科大学卒業後、1982年から2年間、大阪府堺市杏和会阪南病院で研修医を務め、1987年、大阪医科大学大学院からスタンフォード大学医学部精神科睡眠研究所に留学。突然眠りに落ちてしまう過眠症「ナルコレプシー」の原因究明に全力を注ぐ。
1999年にイヌの家族性ナルコレプシーにおける原因遺伝子を発見し、翌2000年にはグループの中心としてヒトのナルコレプシーの主たる発生メカニズムを突き止めた。
2005年にSCNラボの所長に就任。睡眠・覚醒のメカニズムを、分子・遺伝子レベルから個体レベルまでの幅広い視野で研究している。
「睡眠の謎を解き明かして社会に還元する」を命題としており、多くのアスリートから支持されている「エアウィーヴ」の開発研究にも携わった。
科学分野の人材育成への思いから、大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎北米支部同窓会会長も務めている。
本書の原作『スタンフォード式 最高の睡眠』は発売当初から話題を集め、各種メディアで大きく取り上げられ、睡眠本としては異例のシリーズ30万部を超えるベストセラーとなった。また、韓国、台湾、中国をはじめ、トルコ、ブラジルなど世界各国で翻訳が決定している。
1963年にウィリアム・C・デメント博士により創設された「スタンフォード大学睡眠研究所」は、世界の睡眠医学を牽引しており、数多くの睡眠研究者を輩出していることから「世界最高の睡眠研究機関」と呼ばれている。
サンマーク出版さんですが、かなり自社サイトに力を入れています。
いつも紹介しているキャリアや心理学系の出版社とは力の入れようが全く違って、ちょっとビビりました。
「担当編集者より一言」のコーナーとか、金スマで取り上げられた様子や、読者の声も掲載されているので、これだけでも
「よし、買おう」
っていう気持ちになっちゃいますよ。
さらに言うなら、Amazonの商品と差別化しており、Amazonよりも自社サイトに力を入れてお金も時間も費やしているというか、そんな出版会社さんははじめてかもしれません。
いやぁー、すごいなぁ。
ちなみに、本の目次は出版社が自社サイトで公開しており、こちらは、激しく脱力するぐらいの手抜きでした。
ある意味、やるなぁと思いましたが、実際の書籍の目次のようにもうちょっと詳しいと、
「買おうかなぁ?」
と悩んでいる人の背中を押してくれるようにも思いましたが。
0章 「よく寝る」だけでパフォーマンスは上がらない
1章 なぜ人は「人生の3分の1」も眠るのか
2章 夜に秘められた「黄金の90分」の法則
3章 スタンフォード式 最高の睡眠法
4章 超究極! 熟眠をもたらすスタンフォード覚醒戦略
5章 「眠気」を制する者が人生を制す
うーん、この目次、たぶん、これだけみたら、ボクはスルーしてたと思います。
オリエンタルラジオのあっちゃんの動画を事前に見ていなかったら、たぶん、違う本にしちゃっていたかなぁ。
強烈に印象的だった一文をあげると……
この本で1つだけ感銘を受けた文章をあげるとしたら、こちらです。
うつ病などによる自殺が深刻化しているが、適切な睡眠マネジメントでかなりの改善を望むことができる
P238
このページでは「睡眠衛生の重要性」が書かれています。
その中で興味深かったのが「ブルーマンデー」のこと。
月曜日に自殺が多いとか、ショッキングなことが書かれていましたが、なるほどなるほどと一気読みしました。
部下がいる方、リーダーの方には、このあたりはしっかり読んでおくといいと思いますよ。
では、ここでクエスチョンです
寝る前のスマホのブルーライトで寝られなくなる?
答えはP147にあります。
答えは「No」でした。
でも、寝る前にスマホをいじると、結果として寝られなくなります。
それはなぜか?
きちんと本では説明がされていますが、こういったことを含めて、睡眠に関する知識、ボクはこの本を読む前は本当に間違いだらけでした。
この1冊読むことで、正しい知識をインプットし直すことできましたように思います。
で、結局、あっちゃんの動画が全て
オリエンタルラジオのあっちゃんの動画で、ほぼ理解した上での通読だったので、1時間もかからず一気に読むことができました。
また、大事なところは青ラインが引かれているので、とにかく読みやすかったです。
しっかり睡眠が取れたアイテム
最後に、睡眠グッズとして実際に試して、2ヶ月で効果が出たものをご紹介します。
マルチスポーツトラッカーとか、スマートバンドとか呼ばれるものです。
睡眠状態をスマホと連携して、知ることができました。
お風呂以外は睡眠中も付けているので、軽くて、つけていて痛くならないもの、また、バッテリー電池の持ちがいいものだと、これ一択になると思います。
2週間ぐらい電池交換しなくていいのは、やっぱり便利です。
スマホの着信もこれで受診できるので、まぁ、ホントに便利屋な世の中になりましたね。
(ボクはそれより1世代前の7世代の物がAmazonで安く売っていたのでそれを使っていますが、文字が小さくてちょっと厳しいです。)
耳栓は、百円ショップでも売っているのですが、安いと、寝ているうちになくなっちゃったり、そもそも防音性が低かったりで、それなりの物を購入して使っています。
でも、スマホのアラームは聞こえるので、ちょうど良い遮音性だと思います。
アイマスクは寝返りしても、痛くないもので、また、耳にかけるタイプも使っていたのですが、起きたら耳がいたくなってしまったので、巻くタイプにしました。
耳を覆うので、耳栓に遮音性もプラスされています。
また、冬場は顔(の一部)が乾燥しないメリットもありました。
いやぁー、すごいですよ。
こたつ感覚な靴下、ハンパなく温かいです。
本にもありましたが、寝る直前まで靴下を履いて、寝る前に脱ぐようにしています。
それだけでも、入眠がかなりスムーズになりました。
ちなみに、メンズはこちらです。
2か月の効果
やっぱり、睡眠をきちんと科学して、お金をかけると、日中の疲労感がかなり少ないように感じました。
また、本では、仮眠の取り方や取る時間についても記載があり、その根拠に従って、ちょっとした工夫でここまで改善されるとは思っていませんでした。