キャリコンサルタントだけではなく、両立支援コーディネーターの資格も持っているので、9月、10月の2ヶ月間を副業を休んで、両立支援コーディネーターに関するスキルアップもしようと考えていまして。
ただ、両立支援コーディネーター向けの本ってなかなかないんですよね。
そもそも両立支援コーディネーターは現場寄りの資格なので、幅が広いというか。
そこで、医療、特に介護、もっというと、「看取り」に範囲を絞り込んでこちらの本から学ぶことにしました。
最近、検索は動画検索を中心にしており、今回もいろいろ調べて、こちらの動画で概略を掴んで、本へと踏み入れることにしました。
今回の本は、この手順が正解だったと思います。
洋書っていうこともあり、日本語訳をしているのですが、まぁ、なんていうか、文字が1ページにかなり凝縮していて、あの、その、眠くなっちゃうんですよね。
目次と概要
こちらの本は新潮社より2012年12月15日に初版が出版されました。
もう10年以上も前に出版された本ですが、「日本と海外の文化は10年遅れ」みたいなことを聞いたりもするので、別に、いま読んでも違和感はありませんでした。
出版社の著者紹介にはこのように記載があります。
https://www.shinchosha.co.jp/writer/4570/
オーストラリア生まれ。緩和ケアの介護を長年つとめ、数多くの患者を看取った。その経験を基にして書いたブログが大きな注目を集め、それをまとめた『死ぬ瞬間の5つの後悔』は26ヶ国語で翻訳され、世界中で読まれている。イギリスGuardian紙に掲載された『死ぬ瞬間の5つの後悔』に関する記事は、日本でも紹介され、大きな話題を呼んだ。作詞作曲家、作詞の講師でもある。
新潮社さんの本の紹介ですが、必要最低限でして、ボクは好きです。
中にはネタバレっぽいことまで踏み込んでいる出版社もある中、必要最低限の情報提供。
本の目次だって、必要最低限です。
日本の読者の皆さんへ
訳者あとがき
ね、なんか、ほわっとしているでしょ?
それぞれのキーワードに興味湧くものがけっこうあったので、この1冊に決めました。
強烈に印象的だった一文をあげると……
この本で1つだけ感銘を受けた文章をあげるとしたら、こちらです。
私が後悔していることがあるとしたらね、ブロニー、それはあんなに長い年月をありきたりの仕事に費やすんじゃなかったっていうことよ。
P121
ボク自身が、副業1年生でして、副業を考えた時に、まさにこのことを考えていました。
そして、コロナ禍がきっかけでもありました。
コロナ禍で会社が倒産したり、景気が悪くなったり、いままでの常識が通用しなくなったり、そういう世の中になりました。
いままで何十年と仕事をしていたのに、まったく通用しない世界。
この新世界に対処できるように、楽しめるように、そうするには、たぶん、いままでの延長ではダメなんだなって痛感しました。
この本のP121はこうも書いてあります。
「人はなにかがわかっても、それを実行できるとは限らない」
たぶん、本が発売されたばかりの10年前に、このフレーズを読んでもここまで心に刺さったりはしなかったようにも思います。
では、ここでクエスチョンです
自分の気落ちを伝えるのにもっと必要なものはなに?
答えはP158にあります。
気持ちを伝えるのは、難しいですね。
これは、キャリアコンサルタントとしてクライエントと接するときにも、痛感します。
ちなみに、5つの後悔とありますが、
後悔四 友人と連絡を取り続ければよかった
というのは、ボクには不要かなと感じました。
ボクに友達が少ないということもあったり、日本との文化の違いがあったりするのかなぁと思いながら読んでいました。
全体的に、著者の実際の経験を元にまとめられているので、この後悔四だけは、他の4つと比べると日本人向けじゃないのかしら。