キャリアコンサルタント養成講座に通いつつ、学科の方も少し復習をしようと思っているのですが、なにせ文字ばかり。マンガとは言わなくてもイラスト中心の参考書ないかなと……見つけました!
出版社は秀和システム。
以前、紹介したことのある次の本を出している出版社です。
目次と概要
2020年10月1日に初版が、秀和システムより発行された本です。
ざっとですが、この本の構成です。
目次
国家資格キャリアコンサルタント試験の仕組み
学びのメソッド ステップアップ式!
Chapter 1 キャリアに関する理論・
キャリアに関する理論家たち・
初級問題
六角形モデル ホランド
組織内キャリア発達理論 シャイン
ライフ・キャリア・レインボー スーパー
21 世紀の構築理論 サビカス
中級問題
さらに詳しく! ホランド / シャイン / スーパー / サビカス
コラム キャリア・コンサルタントの仕事とキャリア・アンカー
Chapter 2 キャリアに関する理論・
キャリアに関する理論家たち・
初級問題
社会的学習理論 バンデューラ
計画された偶発性理論 クランボルツ
積極的不確実性 ジェラット
認知的不協和理論 ヒルトン
中級問題
さらに詳しく! バンデューラ / クランボルツ / ジェラット / ヒルトン
Chapter 3 キャリアに関する理論・
キャリアに関する理論家たち・
初級問題
ILP 4L キルト ハンセン
プロティアン・キャリア ホール
早期決定論 ロー
キャリア・カオス理論 プライア&ブライト
中級問題
さらに詳しく! ホール / プライア&ブライト
国試レベル問題
Chapter 4 発達・転機に関する理論
発達・転機に関する理論家たち
初級問題
8つの発達段階 エリクソン
4つの発達段階 過渡期 レビンソン
トランジション理論 ブリッジズ
キャリア発達理論 シュロスバーグ
中級問題
さらに詳しく! エリクソン / レビンソン / ブリッジズ / シュロスバーグ
国試レベル問題
Chapter 5 カウンセリングに関する理論・
カウンセリングに関する理論家たち・
初級問題
来談者中心療法 ロジャーズ
マイクロカウンセリング アイビィ
ヘルピング療法 カーカフ
コーヒーカップ方式 國分康孝
中級問題
コラム キャリアコンサルタントの資格はどう活かす?
さらに詳しく! ロジャーズ / アイビィ / カーカフ / 國分康孝
コラム 理論の重要性
Chapter 6 カウンセリングに関する理論・
カウンセリングに関する理論家たち・
初級問題
局所論 構造論 フロイト
集合的無意識 ライフサイクル論 ユング
目的論 全体論 アドラー
ABCDE 理論 エリス
中級問題
さらに詳しく! フロイト / ユング / アドラー
国試レベル問題
コラム 給付金をもらおう!
Chapter 7 その他おさえておきたい理論
その他おさえておきたい理論家たち
初級問題
道具的条件付け スキナー
古典的条件付け パブロフ
欲求の5段階説 マズロー
交流分析 バーン
中級問題
さらに詳しく! スキナー / パブロフ / マズロー / バーン
国試レベル問題
解答解説
いやー、やっぱり秀和システム。
ホームページから引用したのですが、ホームページの情報をみるだけで、概要が分かりますよね。
ボクが購入した決めても、やはりそれ。目次を見るだけでも興味がハンパねーです。
著者は中川浩さん、中川久恵さん、TEPPEIさん、村上海介さん
4人の著者に共通しているのは、キャリアコンサルタントっていうことです。
まぁ、そりゃそうか。
ネットで4人の情報を収集してみたのですが、同姓同名だったりで、ピンポイントでヒットすることがありませんでした。(ボクの探し方が下手なだけかもしれませんが。)
Amazonの著者のページには中川浩さんは掲載されていましたので、ご興味がある方は、下のリンクのAmazonをクリックして著者ページに進んでみてください。
強烈に印象的だった一文をあげると……
この本で1つだけ感銘を受けた文章をあげるとしたら、こちらです。
実際のカウンセリングの際は、理論家の理論を思い出しながら、どの理論を使うことがこの相談者の問題解決のためには有効であるかを瞬時に把握することで相談者とのラポール(信頼)形式がなされます。
P136
つまり、理論を覚えることは、試験に受かることだけではなく(……これも大切なのですけど)、後々のキャリアコンサルタントになったときに、利用ってことなんです。
あたりまえですよね。
そう、あたりまえなんです。
なのに、ボクは最近、勉強ばかりしていたので、すっかりこの「あたりまえ」を忘れていました。
この本には冒頭で説明がありますが、きちんと根拠のある「学びのメソッド」を元に、構成されています。(これについてはP8から詳細が書かれています。)
概要はブルームタキソノミーを元に、中川メソッドとして3つのステップが大切ということでして、それに沿った本の構成となっています。
イラストも満載で、語呂合わせもあり、記憶に定着させるための問題もたくさんあり、ボクがこれまで理論について勉強していた方法はなんて無駄が多かったんだろうって痛感しました。
逆に言うと、この本から理論の学習をスタートすると、かなり効率的にできると感じました。
では、ここでクエスチョンです
この本はいくらでしょうか?
この答えは1,760円です。あ、税込みで。
最初、この本を買う時に迷ったのは、価格と本の厚さ。
ボクの第一印象としては、ちょっと高いかなぁっていうので、ずっと保留にしていました。
ちょうど、ポイントがたくさん付く日に購入したので、実質はそれよりもお安く買えたことになるのですが、実際に、買ってみると、
「なんでもっと早く買わなかったんだ!」
と後悔しました。
一応、理論家は写真ではみたことがあるのですが、容姿で特徴的な理論家の方はいなくて、それがこの本ではイラストで描かれています。
例えば、戦国時代や三国志とか登場人物がいっぱいでも、ボクの記憶にいまでも残っているのは、登場人物のイメージが頭にあるからです。
なので、理論家の名前ではなく、イメージでとらえて、それと理論をこれまたイメージで結びつけるのが、記憶に定着する一番いい方法なんじゃないかなと思います。
そういった覚え方をするのであれば、この本はベストチョイスになるはずです。