キャリアコンサルタント試験の合格発表から5日が経過したのですが、合格してよかったことを覚えているうちにちょっとまとめておこうと思います。
受験生のみなさんは、これを読んで合格後のイメージができればうれしいです。
カツカツしていた気持ちがなくなった
「カツカツって、もう少し説明してもらってもいいですか?」
ってロープレだったら聞かれるな、きっと。
さて、キャリアコンサルタントを目指してからのこの9ヵ月間。
ずーっとなんか忙しい感じだったように思います。
土日や祝日や長期休暇があると、
「勉強の時間にしないと」
っていう気持ちが常にあって、たまに息抜きをしてたりもしていたのですが、なんか、楽しめないんですよ。
ボクはかなり早めにスタートしていた方だと思いますが、途中で体調不良だったり、コロナワクチンの副反応があったり、仕事が忙しくなったりで、早いうちからお休みの時間をひたすら勉強に充てていたことは正解だったとも思っています。
ボクの場合は、自分のキャリアを再構築するという目的があってのキャリコンの勉強でした。
なので、学んだ瞬間から、すぐに自分自身に役立てることができていて、これは良い面になるかな。
でも、9ヵ月ずっとそういうカツカツな気持ちでとにかく勉強っていうのは、プレッシャーみたいなもののあったので、辛かったと感じたこともあります。
まず、年齢的なこと。
40歳後半なボクは、他の方の若いと比べても、自分自身のかつての若いころを比べても、記憶力が著しく低下しており、何度もなんども反復しないと記憶にも残らないし、理解もできないので、大変だったなと今は感じます。
あと、老眼っていうのも、同じく、勉強に支障がある環境だったかな。
それでもやり遂げた自分を、いまほめてあげたいって思います。
合格が分かってからは、やはり気が楽になりました。
いままでの人生で味わったことのないような解放感です。
高校、大学、就職活動で、1年ぐらい頑張って終わったあとにも解放感があったのですが、でも、それとは違うかな。
受験や就職活動って、合格するとそこで、
「やっと終わったぁー!」
っていう解放感だったんですが、キャリコンに合格した場合は、
「やっと始まるぅー!」
って感じです。
キャリコンの先輩に、
「キャリアコンサルタントっていうのは試験に受かってからスタートだよ」
と言われたことがありましたが、それがいまにしてよーくわかる感じです。
キャリコンとして、イベントに参加できる
キャリコンというよりも、自分のキャリアを再構築したくて、セミナーなどのイベントにたくさん参加しましたが、そのほとんどは「キャリコン資格」を対象にしているものでした。
ボクのキャリアの再構築って、いわゆる「セカンドキャリアについての支援」という感じのセミナーが多く、どちらかというと「支援者向け」なんですね。
なので、対象者が支援者ということで、想定が「現在キャリア支援している人、あるいはキャリアコンサルタント以上の資格保有者」と明記しているものは、受験中の参加を見送っていたものもありました。
なので、合格後は、キャリコン向けのセミナーやイベントにどんどん参加できるっていうのがやっぱりうれしいです。
あ、でも、どうしても参加したいものは受験生時代、主催者に確認して許可をいただければ参加していました。
割と参加させてくれるとこはあったですが、参加してみると、「キャリコンあるある」みたいな話になるとついていけなくて。
養成学校でしっかり学んでいたのですが、「なんか違うぞ」っていう違和感もありました。
でも、参加されている方は基本的にみんな優しく、特に主催者がそんなボクの参加をOKしてくれた背景もあり、気を遣ってくれるんですよね。
それ以外にも、これは自分だけが気にしているだけかもしれませんが、ちょっと場違いかなとか感じることも多少はあったかなぁ。
なんとなく、そんなことを感じつつ過ごしていたのですが、それが確信的になった出来事がありました。
ボクが逆の立場になったんです。
具体的には、「ボクが第18回の受験生のロープレ会に参加していた時に、なぜか次の第19回の方が参加していた」ことがあって、その時の流れが第19回の方に合わせるようになっちゃたんですね。これには運営者の考え方が色濃く出ており、完全にお断りする無料のロープレ会もあれば、運営者判断で認めるところもあります。
まぁ、認めるにしても、基本は見学のみというところもあるし、ロープレのクライエント役ぐらいなら一緒にやってみましょうっていうところもあり、匙加減は様々でした。
「一緒にやってみましょう」系の場合、さすがにその進行については第18回に合わせた良いように思ったのですが、第19回の方に合わせて進められてしまいまして。
いままでの参加でみんなが習得してきた基本的なことも、その回だけに急に参加したその方に一から説明することが多く、
「あ、なんか今日は時間がずいぶんともったいないな」
とボクは感じてしまったんです。(確か、それを最後に、そのロープレ会には参加しなくなっちゃいました。)
その経験から、
「場違いなところに無理して参加した場合、運営者はウエルカムだったとしても、参加者は必ずしもそうではない」
ってことに気が付きました。
もしかしたら、初めから対象受験生以外を受け入れないロープレ会は、そのあたりを考えているのかもしれませんね。
ま、キャリコンでもないのにキャリコン限定イベントに参加していたボクが言ってもなんも説得力ないんでしょうけど。
自分のキャリアの再構築が進んだ
これが、一番大きかったかな。
40歳半ばで、サラリーマン人生が崩壊して、キャリアの再構築をせざるを得なかったんですが、キャリア再構築において
一旦の区切りを「キャリアコンサルタント試験の合格発表日(2021年12月13日)」
に設定していました。
そこを最終ポイントにしていなかったので、さらにさきについても考えていたんですが、この日を具体的に、
第18回の合格発表日に、「合格の場合の進む道」、「不合格の場合の進む道」
についてそれぞれ中期的計画として詳しく計画していました。
参考までに、その時の資料を見返すと、今回の選択にならなかった「不合格の場合」では、
ブログを閉鎖してキャリコンは諦め、とある資格の勉強開始
っていうふうになっていました。
もともとのねらいは、
キャリコンの資格勉強を通して自分のキャリアを再構築する
ってのがありましたので、それは、合格しても不合格でも、納得がいくようにしたいと思いつつ、それでもやっぱり合格したくて、まぁ、それぐらいの後がない状態で一発勝負を目指しており、ホント合格出来てよかったように思います。
また、この分かれ道では、「合格の道」の方がかなり具体的に書いています。
ってことは、そこを歩みたかったんだと思います。
とはいえ、不合格だったら、それはそれで、キャリコンの勉強を活かして、違う道を歩んでいたかなとも。
人見知りなのにツナガリができた!
Twitterで合格したことを書き込んだところ……。
こんなにみんなからお祝いの「いいね」や「メッセージ」をいただけるとは思っていませんでしたので、とてもびっくりしつつも、正直、うれしかったです。
考えてもいなかった多くの人とのツナガリに感謝しつつ、これだけ多くの人にボクの受験生活は見守られていたんだということを知って、一人、感動しました。
合格もうれしかったけど、でもこういうツナガリがボクの勉強を通しての得たものということが分かったのが、うれしかったな。
あ、なんか文章がヘンかも。
9カ月のキャリアコンサルタントの受験勉強を通して、ボクが得たのは、今後の人生で一生大切にしたこういうツナガリだったと思っています。