見ず知らずの知らない人とのキャリアコンサルティングのお手合わせ。
今回も、違う養成学校でのロープレの集まりに参加させていただきました。
「ロープレを楽しもう!」
というコンセプトにしているこのロープレ会。
やはり、毎回、自己効力感がメキメキ上がります。
ご参考までに初回の参加レポートはこちら。
2回目はこちら。
そして前回の3回目はこちらにまとめてあります。
楽しい疲労感いっぱいの3時間半
今日はもともと参加予定の方が一人欠席されており、その分、早く終わるかというとそんなことはなく、欠席された方の分を、受講生のみんなでいただいたような感じでした。
受講生にしてみれば、これほどラッキーなことはありません。
ロープレが中心なんですが、フィードバックにかなり時間をかけてくれるロープレ会でして、今回は3時間半ぐらい学びの場をいただきました。
この理由ですが、このロープレ会では、実際にロープレをしてその後、それを題材にみんなで議論するというスタイルでして、白熱することが多く、そのため、時間がかかるのだと思います。
参会者にしてみると、時間があっという間に過ぎてしまうんです。
一方的ではない学びの場は、ボクはとても好きです。
受験生や有資格者の方の意見は貴重ですし、もちろん、自分と異なる発想を持っていることがほとんどで、そこからの学びが多くあります。
よくあるロープレ会だと、自分以外のロープレやフィードバックははっきりいって聞いていないことが多く、自分の順番のことだけに気にしているなんてこと、みなさんもあるのではないでしょうか?
このロープレ会では、不意打ちに意見を求められることもあり、油断をすることができません。
ただ、それがいいんです。
自分ではない番のロープレも、自分のことのように集中せざるを得ないのですがそういった参加方法をすると、「自分だったらこう聞くのになぁ」とか、まるで自分がキャリコン役で入っているような感じになりますから、当然、そこでの学びができますから。
ボクがキャリコン役をしたときのお相手は「派遣社員」の設定でしたが、その設定だけにしか通用しないようなフィードバックではなかったのも、勉強になったなぁ。
実技面接の直前にしなければいけないマル秘のおまじない
今回のロープレで、クライエントファーストの話がありました。
逆にいうと、キャリコン役で、意識がキャリコン自身にある場合のケースでの議論がありました。どうして、意識がクライエントに向いていないんだろうっていうことなんですが……。
その話を聞いていて、ボクが思ったことがあります。
来月の面接試験の当日、誰もが緊張すると思います。
そして、緊張すると、周りが気になってしまい、気が散りがち。
そんなときに、今日教えてもらったことは有効だなと感じました。
それどころか、面接試験当日、これをやらなければいけないたった一つの方法を伝授いただきました。
それをここで一言でいうのは簡単なのですが、説明を聞かないと変な誤解を生んでしまいますので、今回参加した受講生だけのヒミツということにしておきます。(「じゃあ、書くなよ」って思った方、ごめんなさい。)
この「気持ちの切り替え方法」については、次回以降のロープレでも忘れることがないように、試験までに自分の物にしていかないとな。
せっかくなので、ヒントとしては「集中」に関すること。
なんですが、結局、これができないと、クライエントファーストにはなり得ないといったお話でした。
そして、もう一つ。
ボクはいつも感じていたことなので、こちらの方がより気づきが多くありました。
キャリコンが質問をしていいのか?
ロープレ中でも、実務でも、話を聞いていると、キャリコンが疑問に感じること、確認したいことが出てきます。
みなさんは、その場合、どうしていますか?
ロープレの最中だと、意外とキャリコン役をしていると、スルーしてしまうことが多いと思います。
これについての議論も本日ありました。
あ、そうそう、議論なんです。
実は、このロープレ会ですが、オブザーバーの方が一方的に指導するというスタイルではなくて。
有資格者の方が同席するロープレですと、受講生に一方的に指導や指摘することがほとんどです。
ほとんどというか、それしかありませんでした、このロープレ会に参加するまでは。
そういう一方的な指導や指摘が悪いとは言えないのですが、オブザーバーに時間制限もあり、受講生に届かないケースが多くあります。
届かないとどうなるか、受講生が傷つくんですね。
有資格者の方のフィードバックに、傷ついたとか心が折れたという場合の多くは、こういうシチュエーションに多くあるんだと思います。
話を戻して、
キャリコンが質問したいと感じた時にどうするか?
でしたね。
こちらは正解はないのですが、実は、ボクの通っていた養成学校の先生で「キャリコン界の亀仙人」も今回のロープレ会で出た話と同じことをおっしゃっていました。
そうする根拠まで、同じだったのにはビックリ。
試験対策ではなく、キャリコンとしてのお二人の考え方に共感したから納得したようにも思います。
そして、それに続いていこうと思った夜でした。