「キャリアコンサルタント」を略すると「キャリコン」だと思っていたのですが、「国キャリ」とも言われるようです。
ボクが「国キャリ」という略称を知ったのと、それを使ったのは、技能士2級を少し意識したあたりでした。
そもそも「国キャリ」を使い始めた訳
具体的に、技能士2級の過去問を解こうとして、技能士についていろいろ調べていくと、技能士の世界では「国家資格キャリアコンサルタント」を「国キャリ」と略す人やサイトが多くありました。
なんか、それをみると、「国キャリ」と呼ぶことがなんかカッコいいような感じに思えるんですよ。
「国キャリだと口頭試問の時間が……」
とか
「きっと、国キャリだと……」
みたいなことを技能士の方が言うのを聞くと、カッチョよく感じません?
でね、ボク自身、このブログで使っているんです。
しかも、過去記事を検索すると、全部「技能士」が記事の中に出てくるんです。
「技能士」が記事の中で出てると、「国キャリ」も出てくる。
不思議なもんです。
「国キャリ」と言うのはいいけど、言われるのはイヤ
自分でもビックリしました。
自分が言うのはなんてことないですが、人から
「あ、国キャリに合格したんですね」
って言われると、なんかイヤな気持ちになるんです。
「あ、(技能士じゃなくて)国キャリ(の方)に合格したんですね」
みたいな脳内補完が入っているみたいなのかなぁ。
とはいえ、ボク自身がそのフレーズを使っているのに、人から言われるのがイヤだなんて、なんとも都合がいい話です。
そういう反省を含めて、過去記事はそのまま修正しないで残すことにしました。
キャリアコンサルタントに合格したら技能士を目指さないとダメな雰囲気
たぶん、ボクがイヤな気持ちになったのは、
「キャリアコンサルタントに合格したら当然、次は技能士っしょ」
という雰囲気を察したからかもしれません。
いや、もっと素直にいうと、「技能士」というグループに入れない、でも、なんちゅうかそこに対する恋しさとせつなさと心強さ……とか。
技能士に対するジェラシーみたいなものがきっとあるんでしょうね。
受験時代でも、技能士の人と国キャリの人(……あ、また言っちゃった)の会話を聞いていると、
「え、技能士なんですか? すごいじゃないですかぁ」
「国キャリ取ったら、すぐに受験した方がいいよ」
みたいな謙遜トークを見ていて、国キャリは技能士の方には頭が上がらない構図みたいなものを嫌なほど見ていて、たぶん、本当に嫌だったのかも。
「技能士1級 > 技能士2級 >>> 国キャリ > 受験生」といった序列
みたいなのがあって、それを感じての受験生活9か月余り。
いつの間にやらしみついてしまったようです。
そもそも、「技能士」っていう漢字名っていうのがずるい。
だって、芸能界だと、「石原軍団」みたいな感じじゃん。(たぶん、全然違うけど。)
技能士1級の方にぶっ飛ばされた話
そんな気持ちでいるとき、ある技能士1級の方がこんなことをおっしゃっていました。
「1級がすごいすごいっていうけど、相手にとっては全く関係ないよ。関係ないどころか、相談者は技能士の1級とか2級とか、は?って感じだもん」
この話を聴いて、ボクの中のわだかまりみたいなものが思いっきりぶっ飛ばされました。
そして、思い出しました。
そういえば、違う人に受験団体についてこんなこと言われたこともあったんですね。
「JCDAとか協議会とか、どっちで合格したなんて、相手にとっては全く関係ないし、そんなの気にしているのは受験生だけだよ」
って。
さらに、ボクの通っていた養成学校で統括されている先生(このブログではキャリコン界の無天老師様といってます)は、保有資格とかは関係なく、いろんな人と対等に接していたような。
そうだ、それで、その先生がいる養成学校に決めたんだった。
結局のところはこのこだわりが原因だった
そういうことを思い出しながら、分かったことがあります。
ボクはキャリアコンサルタントなんですが、実は、自分の中の未消化な部分もあるんです。それは……
キャリアコンサルタントだけど、コンサルタントではない未熟さ
別に、何も考えずに技能士を目指せばいいんでしょうけど、目指せない、一歩踏み出せない何がありました。
まず、そこを消化しないで、次のステップに進めない、進みたくないっていう気持ちです。
それは、ボクの中では、キャリアコンサルタントに合格したにも関わらず、
コンサルタントとしては未熟すぎるのではいか
という部分がひっかかっているんだと思います。
キャリアカウンセラーとしては、養成講座でも、ロープレでもかなりの数をしましたし、その努力から自分の中でも少しは自信につながるものや、手ごたえみたいなのがあるんです。
でも、コンサルタントとしては、たぶんですが、養成講座でも、どこでも、習っていないし実践していなかったような気がしていて。
むしろ、普段の仕事の中の方が「コンサルタント」としての腕を磨くチャンスも機会も、実践もあるような気がします。
うーん、考えすぎかなぁ。
でも、ボクがお仕事で出会った「コンサルタント」という肩書をお持ちの方と、ボクとの間にはまだまだ差があるような気がしていて。
じゃあ、それをどのように埋めればいいかということで、オンラインコミュニティとかACCNに入ったのですが、なかなかそこには答えがない状態が続いています。
ただ、ACCNの会員になると、「動画配信」というコーナーがあって、そこの中に若干ヒントみたいなものをボクは感じることができました。
この動画をみて、自分自身を振り返ると、いつの間にかコンサルタントとしてまぁそこそこのレベルまでは来ていて、さらに、動画から得たことを身につければ、自信を持つことができるかなとも。
具体的には、動画コンテンツには、廣川進さんと宮城まり子さんが出ているものがあって、それを見ていると、
「ん?」
と感じる部分があったんです。
このお二人は、コンサルタントとしての資質みたいなものがあって(ボクなんかがそんなエラソーなこといってごめんなさい)、少なくとも動画の中にはありました。
それについては、またいずれブログで書いていきたいと思います。
ちなみに、宮城まり子さんは、養成学校では理論家の学習の流れで出てきたので、てっきり、大昔の方だと思っていました。(つまりは、既に亡くなっているぐらいの大昔の方だと思っていました。)
この記事を書いていたときは、完全にそう思っていました。
なので動画をみて、同姓同名の人がいると思って、ググったら、なんとご本人!
この瞬間をもって、宮城まり子さんはいまもご存命だということを知りました。(素直な驚きを表現したかったのですが、失礼な書きまわし方だったらごめんなさい。)
しかも、男はつらいよに出てくるマドンナのような女優のような方でしたよ。
たぶん、ボクはACCNに入会してなかったら、この二人の存在を知ることはなかったと思います。(少なくとも宮城まり子さんがご存命だという知るきっかけはなかったと思います。)
そう考えると、この大いなる誤解を解くことができたことは、ACCNに入会した一番のメリットかもしれません。
いつか、宮城まり子さん、あと、できれば廣川進さんにも直接会うか、せめて、お話をライブで聴いてみたいなぁ。
ということでいかがでしたでしょうか?
ACCN会員活動はあまり出てきていませんが、まぁ、たまにはこんな感じもね。
<後日談>キャリコンサルティング協議会に確認しました
Twitterでちょっと反響があったので、もしかしたらボクだけが感じたテーマではない気がしまして、思い切って、キャリアコンサルティング協議会さんに確認しました。
まず、分かったこととして、
「国家資格キャリアコンサルタント」は更新ライセンスで、その上の「技能士」は更新不要の永久ライセンスということでした。
マンガのドラゴンボールでいうと、
↓
スーパーサイヤ人孫悟空:国家資格キャリアコンサルタント
↓
スーパーサイヤ人2孫悟空:技能士2級
↓
スーパーサイヤ人3孫悟空:技能士1級
みたいな感じなんでしょうね。(「なんでしょうね」って問われてもドラゴンボールを知らないと、全く分からない例えでしょうけど。)
ちなみに、今回問い合わせするまで、ボクは、そのことすら知りませんでした。
そして、全ての謎はこちらで解決できました!
このサイトには次のように(得られる称号名)書いています。
ちょっと分かりにくいのですが、青いタブの「各資格・試験の比較表」をクリックすると表示されます。(実は、このサイトは以前に見たことがあるのですが、なかなかこの青いタブがクリックできるなんて気が付かないよ~)
① 国家資格キャリアコンサルタント
①’ 2級キャリアコンサルティング技能士
①’’ 1級キャリアコンサルティング技能士
※便宜上、①、①’、①’’はボクの方で付けました
ボクはそれまでは上の3つは別物だと思っていたのですが、お話を聴く限りは①が派生したもので、①’と①’’といったイメージを持ちました。
ドラゴンボールを例に出していますが、あくまでも「ノーマルなスーパーサイヤ人」がベースに広がっている感じなので、ダッシュ(’や’’)の方がイメージしやすいかもしれません。
ちなみに、この略称が同じ規則性で、次のような略称だったら誰も何も勘違いしないはずです。
① 国家資格キャリアコンサルタント →国キャリ
①’ 2級キャリアコンサルティング技能士 →2級キャリあるいはツー(2)キャリ
①’’ 1級キャリアコンサルティング技能士 →3級キャリあるいはワン(1)キャリ
ただ、「2級キャリ」なんて呼ばれているのはボクは聞いたこともありませんし、そうじゃないところと、実際のところの国キャリと技能士の間の謙譲関係を見たりして、ボクの中で勝手に何かを感じてしまったのかなぁ。
お話を聴いた限りでは、例えば、技能士2級の方を基準にしてみると、
①は「国キャリ」、①’’は「1級」って区別して話す
のは、あまり違和感がない気がしてきました。
結局のところ、国キャリと技能士の間の謙譲関係を見たのがずっとトラウマだっただけなのかもしれませんね。
ちなみに、受験生の方に言いたいのは、キャリコンの業界に限らず、世の中にはいろんな人がいますが、キャリコンの業界には比較的親切な人が多いとボクは感じています。
特にボクも周り(Twitterのフォローワーの方をとってもそうです)には、そういう方が多くいますので、どうぞ、安心していらっしゃってください。