【対面かオンラインか】いまだから言える「キャリアコンサルタント養成講座」の一長一短

養成講座(準備・検討)
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コロナ禍で、「標準」が変わっているようなことが最近増えました。

例えば、仕事で「会議」といえば、聞くまでもなく「オンライン会議」のことを指すケースが多いと思います。

テレビ番組でも、普通に出演者がオンラインで参加しているってありますからね。

 

対面が良いか、オンラインが良いか

先ほどの「会議」の例ですが、相手の人や取引先によっては「対面」しか受け付けないこともあるので、注意は必要ですが、そもそも、

「対面とオンラインのどちらが良いか」

というのは、キャリアコンサルタント養成講座でも、受講生の希望が分かれます。

ボク自身もかなり迷いました。

最初は「対面しかないでしょ!」と考えていたのですが……。

 

意外と人見知りなので、周りに気を遣って疲れる

希望通り、対面の養成講座に参加したのですが、困ったことが初日から発生しました。

それは、フリータイム。

つまり、授業が始まるまで、お昼、休憩時間といった、フリーな時間なんですが、周りに気を遣ってしまい、ものすごく疲れたんです。

何回か通うと、人柄などが分かりますが、とにかく初日は、知らない人だらけ。

そんなボクがよくキャリアコンサルタントになれたもんです。

いや、逆説的に言うと、そんなボクでもキャリアコンサルタントになれたんだから、普通のみなさんなら、きっと大丈夫ですよ!

 

対面で疲れるのは、先生も同じ

観察していると、対面授業で疲れるのはボクだけではありませんでした。

そう、先生も午後の授業になると少し疲れた様子が見えました。

マスクをして、講義でずーっと話しているのですから、そりゃ疲れるでしょう。

しかも、割と広い教室なのに、マイクなしで地声ですから、普段よりも大きな声でお話されていたんだと思います。

おかげさまで、パーマンの席(クラスの一番後ろの席のことだけど、分かる人だけわかってくれればいいです)に座っていたボクでも、きちんと声が聞こえて助かりはしていましたが。

 

肌弱い人は対面授業はきつかったみたい

ロープレ会での雑談で話があったのですが、中には、肌が弱い方もいらっしゃって、アルコール消毒で手が荒れてしまった方もいらっしゃいました。

普段は、コラーゲンか何か入ったアルコール消毒を使っているということですが、会場に入ると、会場にあるアルコール消毒液を使わないといけないということで、しかも、検温係と一緒にアルコールスプレー係がそれぞれおり、朝はおでこでピストルタイプの検温器で体温を測ったあと、シュッシュのハンドタイプのアルコールスプレーでたっぷりと手にスプレーされるそうで。

高濃度かつたっぷりアルコール消毒液を、みんながそうしているから手になじませないといけないので、いきなり手が荒れるとのことでした。

特に、冬場はもともと手が荒れやすい季節ということもあり、かなりきつかったと。

その方は女性だったのですが、男性には分からないつらさかもしれません。

 

対面はほぼノーメイク

一方で、その方が言うのには、メイクをしなくてよいのが対面のメリットだと。

眼鏡をかけて、髪の毛を結わいて、マスクして、眉毛は一応描いてっていうのがメチャメチャ楽だと言っていました。

通学は休日の朝早くだから、電車内ですましちゃうみたいです。

それがオンラインだとマスクなしですから、ほぼフルメイク。

通学の時間は不要だけど、メイクの時間が必要っていうことで、しかも、どこにもでかけないのに、メイクするのは気持ち的にちょっととも言ってました。

 

通信回線不安定での急な別れ

オンラインでは、相手の通信回線が不安定だと、ロープレの練習に大きな支障が出ます。

しかも、途中で切れてしまうと、めちゃめちゃ時間がもったいないですし。

「もし差し支えなければ、どの理由を教えてくれませんか?」

「はい、実は……」【プッツ】

こんな感じで目の前からいきなりいなくなっちゃうと残されたキャリコン役はどうしようもできません

 

あと、通信回線ではなく、スマホで参加している方がいるのですが、やはりPCで参加された方がいいと思います。

ロープレ会でもたまに慣れていない方が、90度右回転したまま参加することがあって、まじめな相談を90度右回転したままされるのは、やっぱり、ねぇ。

 

オンラインならでは方言の確認

オンラインは全国各地から人が集まります。

その際の最大のメリットは、方言の確認ができる点というか、しないといけない点。

相手の言っている意味が分からないのであれば、確認するしかないのですが、「もやもや」とかではなく、「方言」が分からない場合は、すぐに聞かないとあとで巻き返しが利かなくなります。

なにせ、相手は普通に使っている言葉です。

なんとなくわかったふりをしてそれが分からないというのを、流してしまったことがあったのですが、その直後、会話が急に成立しなくなりました。

「方言の解釈」が二人の間で乖離していたからだと思います。

 

あえて対面の経験のおすすめ

普段はオンラインで受講していた受講生が、面接試験対策があって、それだけは対面の講座に参加したという方がいました。

学科と論述はオンラインでも問題なかったのですが、面接試験となると、対面の経験をしないと不安だったそうです。

ボクは営業の仕事をしているのですが、対面ならではのコツみたいなのはあると思います。

「対面の間合い」

とでもいいましょうか。

まぁ、ボクがそれをできているかというと怪しいような気もしますが、でも、対面の場合は、相手との「間合い」をつかむ必要があると思います。

そして、それは、養成学校の通学においては、自然と蓄積することができるように思います。

 

「間合い」とはノンバーバルということかもしれませんが、相手の雰囲気、空気、オーラといったものは、必ずあるように思います。

マンガの「ジョジョの奇妙な冒険」であれば、「スタンド」を感じ取るチカラみたいな感じでしょうか。

これには場数が必要で、コロナ禍以前だと、家族以外との触れ合いが日常的にあり、そこから感じ取ることができていたものだと思います。

そこが不慣れになると、場の雰囲気に飲まれます。

例えば、冒頭に書いたように、ボクが通学コースの養成学校の初日に味わったようなずっと気が張ったような状態になります。

性格的なものもありますので、誰でも彼でも通学コースをお勧めしませんが、ボクのような人見知りな人は、通学コースを選ぶのが良いと思います。

 

ちょっと、キャリコンの話とはずれてきたので、また機会があれば、それについては記事にしたいと思います。

 

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