元・キャリコン受験生による先日行われた第19回の「国家資格キャリアコンサルタント試験」の学科試験の解説です。
ちなみに、一度解いてみたときの感想はこちらにまとめています。
ドキドキな自己採点も書いてあるので、よかったらどうぞ。
昨年ですが、受験生だったときに実際に受験したことを活かして、実況中継風に(ラジオ風に)、
・受験生が実際、どのように答えを絞ったか
・受験生が実際、どのように間違ったか
をまとめたら、不思議と評判が良かったです。
で、調子に乗って今回もやってみました!
あ、でも、ちゃんとした解説を希望する方は、後ほど公開されるであろう「みん合」のサイトをご参考に。
第1問~第10問
問1(ふつう)【②◎】
いよいよはじまりました、第1問。
キャリアコンサルタント試験では「洗礼の第1問」と言われるのですが、今回は、あれ……、あまり。
1と4は感覚的に、違うなって思うでしょ?
そうじゃなくても2と3は選択肢の内容がほぼ同じだもん。
だったら、おそらくは2と3のどっちかなという勘が働くはず。
この「勘」って、過去問をたくさん解いていくと養われるんですが、実生活では何にも活かせない、「キャリコン受験あるある」ですね。
そんでもって、2と3で、人から言われて納得するとしたら2。
そんな感じで、全体をもう一度見直すと、あ、やっぱり2かなっていう感じでした。
問2(かんたん) 【④◎】
これは、楽勝でした。
だって、「当該社内」っていう制限があるのは、やっぱりだめでしょ。
これを4番目にもってくるあたり、出題者の時間稼ぎですな。
問3(ややムズ) 【③◎】
3と4でたぶん、迷うんじゃないかなぁ。
でもさ、「キャリア」って仕事だけだっけ?
「キャリア」を仕事に限定している4はちょっと変かなって思うと、3になるんだけど、ここは絞り込みするのが、難しかったかもしれない。
問4(ふつう) 【①◎】
うん、たぶん、1と3で迷うところかと。
これは過去問で確か見たか、もしくはボクの場合は養成講座で聞いたことがあったので、1に絞り込むことができたんだけど、まぁ、難しいよね。
なので、ボクは少しでも聞いたことがあるものを選んで1に。
ちなみに、調べるとさ、こんな感じだった。
「バウンダリレス」(boundaryless)とは、直訳すると「境界(バウンダリ)のなさ」という意味で、企業の従業員が部門や役職、立場、事業所の所在地など、組織内外のあらゆる境界を超えて自社に貢献しようとする姿、あるいはそうした価値観を指す用語です。1990年代初めに、米ゼネラル・エレクトリック(GE)社の当時の社長兼CEOジャック・ウェルチ氏が自社の目指すべきビジョン、組織や人材に求めるバリューを象徴する言葉として提唱しました。
https://kotobank.jp/word/%E3%83%90%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%AA%E3%83%AC%E3%82%B9-802324
んなの分かるかー! って感じだったけど。
これは、もうコツになっちゃうかもしれないけど、聞いたことありそうなものを選ぶっていうのが最後のテクニックになっちゃうかな。
だってさ、もし、これが仮に、「バウンダリレス」が正解だったとするでしょ。
そうしたら、かなり出題者は責められるんじゃない?
あ、でも、日本の国家試験なのにさ、GE社の提唱を選択肢に入れている時点で、責められちゃうかもしれないけども。
問5(ふつう) 【③◎】
まず、Bは正しいだろっていうのは、いけた?
4つの中で、これはまず大丈夫だろうっていうのを絞り出せたらさ、あと、選択肢はBを含むもののみになって、すると、1か3。
で、1はパーソンズで6タイプモデル?
ここに違和感を感じて、Cを読むと、なかなか良さそう。
で、最後にDを見ると、これは違うなって。
問6 (かんたん) 【③◎】
ちょっと4が迷うところだけど、3の「マキシサイクル」っていうのが、なんかヘンだなって思ったら簡単だったね。
間違い探しで、しかも、「マキシ」と「ミニ」でのひっかけじゃんって。
問7(激ムズすぎ!) 【③× →①】
いやー、これはないよなぁ。
アルダファっていえばさ、ERGじゃん。
それ以外に知らないもん。
だから、まず1は違うし、4も違う。
3もなんとなく違うような気がするけど、あれ、そうすると、なんだ、全部違う?
ってことで、3を選択したんだけど、正解は1だった。
うっそだー!
アルダファって欠乏欲求と成長欲求を主張したっての!?
マズローじゃないの?
しかも、「主張した」っていうのが、違うっぽいんだけど、でも答えは1なんだよね。
で、調べると、次のサイトが分かりやすかったかも。
ただ、ムリだよ。ここまで詳しく把握しないといけないなんて。
あ、でも、おそらく、これは次回以降の試験問題の前振りなんかも。
結構、突っ込んだところまで出題しますよってさ。
キャリコンの試験で100点取ることを目標にしてもしかたないから、これは捨て問題でいいのかも。
問8(かんたん) 【③◎】
1はなんか違うなぁ。
2と4はたぶん、最後の「力への意思」とか「夢判断」が逆っぽい感じ。
だとしたら、3なんだけど、これは、一発で、3を発見できるんじゃないかな。
問9(ややムズ) 【④× →②】
うおーー、全部「自動思考」じゃなさそうじゃん。
選択肢の説明はたぶん、間違ってなさそうだけど、その中のどれが「自動思考」なのかを選ぶのは、難しいよ。
自動思考ってのは、なかなか修正が難しいから、「頑固」っていうのが一番イメージにボクの中では近かったんだけどさ、違ってんじゃん。
2もちょっと迷ったんだけど、「自動思考」っていうのは一概に本人が「悪いことやうまくいかない」ときだけに発生するものじゃないよなぁって深読みして、選択肢から外していたけど、まさかの2だったとは。
これは、ボクの中では捨て問題です、はい。
問10 (ふつう) 【④× →③】
でました、連続で難しめの問題。
まだ10問目だよ。
それなのに、問9と連続して難しいんだもん。
ここから、ずっとこういう難しめの問題が続くのかって思っちゃって、気が滅入ってきたよ。
で、1は「今、ここ」が、2は「家族の問題」でおそらく違うなと絞れるけど、3と4のどっちかに絞り込めなかった。
だけど、解答みて、ハッとしたよ。
1のことが4でさ、明らかに4は違うじゃん。
冷静になると分かるけど、難問が続いたので、心が挫けたのかもしれれない。
……ということで、今回は問1~問10までまとめました。
ここまでの10問で不正解が3問。
合格ボーダーのちょうど7割ということで、雲行き怪しいぞ。
さて、このシリーズ、自分が受験してない回の問題なもんで、なんか時間がかかっちゃって、とりあえずはここまでにしとうございます。
評判が良かったら、今週、ゆっくりと時間をかけて続けよっかなぁ。
なんて思いながら続きもがんばっちゃいました。
続いて問11から20はこちらをどうぞ。