キャリアコンサルタント試験に合格して、先日、キャリアコンサルタントとして一歩踏み出しました。
通常業務としながら、プラスでキャリアコンサルタントとしてデビューしたのですが、キャリコンでは初仕事ということもあって、ちょっと無理をしすぎたかもしれません。
まぁ、仕事ととしては、無事に成功したんですけどね。達成感もあったり、楽しかったですし。
キャリアコンサルタントの仕事をなめていた?
正直な話、キャリアコンサルタントの仕事をボクはなめていたと思います。
それに尽きます。
普段の仕事と比べると、キャリアコンサルタントの仕事の割合がかなり少ないですし、どこかで通常業務の方よりは楽勝だと思っていました。
また、その一方で、はじめてのことの方が面白みが高く、限られた時間を全てキャリアコンサルタントの仕事の事前準備に費やしてしまい、睡眠時間を少なくしたりで、そこに時間の捻出をしていました。
最初の一歩なので、気負いしていた部分もありながら、決して、手を抜かなかったというのも良くなかったのかもしれません。
けっこう、気持ち的にもパッツンパッツンだったような気もします。
いまにしてみると、キャリアコンサルタントの仕事を始める前に、キャリアコンサルタントを受けておけばよかったかなとも思います。
そういう経緯があったものの、自分の持てるだけの力を全て注いだこともあって、充実感もあり、達成感もあり、いまに至るのですが、このあたりを独力でやっていくのはかなり厳しかったという感想もあります。
パラレルキャリアの仕掛りの情報不足
パラレルキャリアを実現している人はいらっしゃいますが、おそらく、最初の一歩はきっとボクのようにかなり大変な目に遭っていたようにも思います。
もしくは、ボクが容量が悪いだけかもしれませんけども、こういう経験を経て、いまも活躍されているのかなとここ数日は考えることがありました。
ここをどのように反省して活かすことができるかというのが、今後の大きな分かれ道なのかなと思っています。
別の分野で活躍している方の情報はあまりなかったので、この記事がボクのあとに続く人にとって役に立つといいのですが、情報が少ない理由もなんとなく分かりました。
大きなところとしては、守秘義務があるように思います。
ボクも、初仕事に関しての記事についてはいつもの何十倍も注意して、何度も確認してから公開しました。
公開後、ふとしたところで、「あの部分はまずくないか?」みたいに思い出すこともあったり。
だから、本来は自分メモとしてヒミツ裏にしておくような内容か感想かもしれません。
そういう観点から、情報の公開性が狭くなるのも仕方ないかなと思います。
新人1年目だけど、違う
社会人1年目だと、いろいろなところを先輩や、よっぽどひどいときは取引先がフォローしてくれることもありますが、はじめてのキャリアコンサルタントの仕事はそういうところは皆無でした。
さすがに初めてなので、「ちゃんと事前の説明とか打ち合わせとかしてくれるだろうな」なんて勝手に思っていたら、勝手に思っているだけになります。
そうなんです、「○○してくれる」というのはないんです。
ただ、なんとなく、そうも感じていたので、リスクヘッジとして「もしなかったら……」といろんなことを想定していたので、全く問題なかったのですが、「長年の経験と勘」は初めてのことにはまったく通用しないってことが身に染みて分かりました。
結局、自分で選んだ道なので、人のせいにしても仕方ないんですね。
このあたりの「プロ根性」や「プロ論」みたいなものは初仕事の数日前と当日でかなり勉強になりました。
相手の予想を大幅に超えてやる!
これはボクの仕事論かもしれませんが、「相手の予想を大きく超える」っていうのがポリシーとしてあります。
今回のケースだと、こんな感じがボクへの客観的な予想だと考えていました
・先月合格したばかり
・キャリコンの実績なし
・養成講座のサポーターも初めて
で、総論として、「あまり期待していない」でしょう。
これを逆手にとってやろうというのが、今回の仕事のボク自身のミッションでした。
つまり、
・先月合格したばかりなのに、なんかすごいぞ!
・キャリコンの実績なしなのに、ソツなくこなせてるじゃんないか!
・養成講座のサポーターも初めてなのに、周りとの信頼関係がハンパねぇぞ!
で、総論として、「ぜひ、次回もお願いしたい」になれたらなと。
でも、どうかなぁ。成功したかなあ。
なんとかして、キャリコンに合格した人への道を作りたかったので、
「キャリコンに合格仕立ての人の方が意外といいね」
っていう感じに少しは思ってもらえたように、ボクは思っています。
中高年は新しいことにチャレンジするのは、相当難しい。というかムリ
40歳後半のボクですが、新しいことにチャレンジすることは相当、しんどかったです。
特に、いまの仕事を辞めてとか、減らしてとかじゃなく、
いまの仕事をいまのまましながら新しいチャレンジはもうメチャメチャ大変
でした。
数年後に定年を控えているのであればまだしも、ボクの定年は10数年以上先です。
しかも、定年の年齢はおそらく伸びるでしょうし。
そういう状況では、外的要因の変化はまったくありません。
数年後の不安から気持ちを引き締めるなんてことはないですし、子供が大きくなって社会人になったから手がかからないなんてこともないですし。
つまり、外的要因の変化が近い先にない状態で、モチベーションを高めて、新しいことにチャレンジするのはすごく難しいように感じます。
世の中では「中高年の働かないおじさんをどうにかしよう」みたいな動きがありますが、目先の見えている高年齢の方はまだしも、中年には、なかなか難しいようにボク自身の体験から感じました。
でも、ボクはどうにかこうにか、「新しいことにチャレンジできた」のでその体験を活かすことができるキャリアコンサルタントになれたんであれば、貴重な経験をしたのかなとちょっと感じています。
「傾聴しすぎて首を痛めたヤツが何言ってるんだよ」って言われちゃうとまぁ、元も子もないんだけどね。