キャリアコンサルタントの方と話す機会があったのですが、その方は技能士1級。
で、こんなことを言っていました。
「相談者にとって技能士1級とか2級なんて、はぁ?って感じ。結局、相手は、この人に話を聴いてもらいたい、話したいで選ぶ」
と言っていました。
技能士1級が言うから、かっこいい
これをボクが言うと、なんか負け惜しみみたいな感じがしますが、苦労して技能士1級になった方が、そんな資格は相談者にとっては関係ないっていうんだから、驚きました。
もちろん、技能士1級や2級は役に立たないっていうことを言っているんじゃなくて、それはそれで大切だけど、それ以上に、セルフプロデュースが大切なんだなって感じました。
実際、キャリアコンサルティングを受けたボクでも、資格ってあとからくるようなイメージがあります。
「なんか話してすっきりした」
って思う方のプロフィールを見ると、「あ、こんな資格を持っているんだ」と後から納得する感じです。
一方で、
「なんか、今回は相談して失敗だったなぁ」
って思う方のプロフィールを見ると、「こんだけ資格持っているのに、うーん」と後から納得できない。
この実例からも、資格とか経験よりも、
「どれだけ制限時間内に自分のことを真剣に聞いてくれたか」
というのが一番の評価ポイントのような気がします。
自分の内面磨きをしてきたか?
このことから、最近、テクニックについて着眼しすぎているような点を反省をしました。
それよりも、やっぱりクライエントファーストという基本姿勢を大切にしつつ、経験の数をひたすら追い求めるのではなく、質……になるのかな、これも結局はクライエントファーストになるんでしょうけど、
「相談者にとっての自分の魅力、とか、自分がアピールできる『らしさ』」
についてを客観的に分析してそこを磨いていく必要があるように感じました。
いわゆる「自分の内面磨き」ですが、磨くのは、「自分にとって」ではなく「相手にとって」という視点。
そんな視点で自分のことを見たことも考えたこともなかったので、今夜はちょっと長めのお風呂に入って、見つめ直そうと思っています。