(セミナー参加報告)ビジネス研修「傾聴」に参加してきました

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なんだかもう養成講座通学中では、ロープレがぐだぐだだったので、「傾聴」をもう一度学びなおそうと、ビジネス向けの傾聴セミナーに参加してきました。

今回は、その参加レポートをまとめておきます。

参加したのは、社会人のビジネスパーソン向けのスキルアップセミナーで、半日のコースとなります。

休日の日中、暑い中でしたが、満席状態。

もちろん換気等のコロナ感染対策もしっかしての教室だったので、全席満員御礼ではなく、収容可能人数いっぱいでの満席でした。

  

合わないものはやらない

けっこう、変わった講師の方でして、冒頭に、

「これから一緒に学ぶことの中には、自分に合わないものもあると思います。合わないものはやらなくてもいいです。自分に合わないということも、それも発見ですからね」

という一言で少し、肩の荷がおりました。

キャリコン養成講座では、とにかく習ったものは全部使わないといけないと考えており、回を重ねるごとに、自分の中でやらなければいけないことが増えてしまっていたのです。

やってみて、どうしても難しいものがあったのですが、それでもなんとかできるようにロープレでがんばって、どんどんイヤになっていく……そんな感じでした。

何もしないということではなく、「合わないものをやらないでいい」というのには、とても救われました。

 

 

「しっていること」と「していること」の違い

さらに、これもキャリコンのロープレでの考え方として目が覚めた一言なんですが、

しっている(知っている)こと は していること にし、それを できていること へ」

ということもおっしゃっていました。

例えば、カウンセリングスキルを学びます。

その学んだ知識はこの時点で「しっていること」になります。

ロープレでは、それを「していること」の状態にするまで練習をして、試験当日は「できていること」に持っていくのだと思いました。(気づきました。)

ボクの場合は、ロープレで「していること」の状態にすることよりも、「知っていること」の確認をひたすらしているように思いました。

  

キャリアコンサルタントとビジネス上の傾聴はかなり違った

ビジネスでの「コミュニケーション」の違いの説明がありました。

ビジネスは基本的には集団。

その集団には、考え方や価値観が全く違う人とのコミュニケーションが必要となります。

そこで必要なのが「相互努力」。

これは、キャリアコンサルティングにはないように思います。

まぁ、「ない」こともないのでしょうが、中心がクライエントにある以上、「相互努力」という考え方は少し当てはまらないのかなと感じました。

さらに、ビジネス=仕事には、次の大きな原則があります。それは、

 仕事の目的=成果をあげること

です。

……といったことを前提としてまず最初に習いました。

それがあっての、コミュニケーションであり、傾聴なんだということです。

 

フレームワーク「GROW」

なかなか「傾聴」には進まず、次に習ったのは、フレームワークの「GROW」というものでした。

このフレームワークはカウンセリングというよりかは、「コーチング」で利用することが多いフレームワークのようです。

簡単にいうと、

目指したい「ゴール(G)」があって、それと「現状(R)」比較しての「解決策(O)」を見つけて、あとは「実行(W)」するのみ

ってことでした。

 

そして、いよいよ傾聴へ

残り1時間ぐらいで、いよいよ傾聴へと入ります。

基本的な「傾聴のポイント」を教わってすぐにワーク。

キャリアコンサルティングの冒頭は、

「今日はどのようなお話ですか?」

でスタートするのですが、GROWモデルでは、

「1年後どういう姿になりたいのでしょうか?」

から始まります。

このあたりは、ビジネスセミナーということもあり、部下への面談等を想定しているように思います。

 

うーん、こういう教え方もあるのか

キャリアコンサルタント養成講座ではなかったロープレの学習法方法でした。

基本的な質問は、受講生があるのですが、そのあとすぐに、講師が、説明をし、言いなおしをさせます。

「……そういうことを考えているんですね」

とボクが言うと、

「……そこで、受け止めてしまうと、理解したことになっちゃうので、『……といいますと?』で聞き返してみて」

と言われるので、その通り、聞き返してみます。

 

すると、ボクの返しより、講師の返しの方が話が進展するんです。

これって、ボクにはすごく新鮮でした。

場数を踏んだ先生が、「あとで、まとめてフィードバック」するより、「その場で、すぐにフィードバック」の方が、身に染みて分かります。

ロープレが終わった直後、受講生は直後の状況を振り返るのがいっぱいいっぱいなので、記憶にあまりない前のことを引き合いに出されて、

「こういうふうに言ってみたらよかったかも」

よりも

「こういうふうに言ってみてごらん、はい!」

の方が、失敗をした直後だけに非常に学びの即効性があります。

 

ビジネス向けなので、キャリコンの試験対策になるかどうかはよくわかりませんが、少し離れて客観的に学びをし直すことができたのはボク的には良かったと思います。

 

さらに、キャリアコンサルタント養成講座で学んだことをそのまま職場で試そうとしていたことによる違和感が、今回のセミナーでよーく理解できました。

 

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