コロナ禍で、それ以前だったら、気軽に話せたことができないような環境になっていませんか?
キャリアコンサルタント受験中は、クライエントが相談に来てくれるのですが、日常生活では、そういうシチュエーションはまずないんです。
受験生時代の出来事なので、ちょっと昔の話ですが。
テキストベースでもやっぱ、なんかヘン
自分が在宅していても、相手が在宅しても、なんとなく、電話やオンラインミーティングよりも、チャットやメールなどのテキストベースが多くなりました。
そう書くと、
「それはおまえの会社だけじゃ、ばーか」
って言われるかもしれませんね。
確かに、業種や社風によっては、そうじゃないケースもあると思いますが、そうすると、ここから先に進めないので、まぁ、ボクの顔に免じて許しでくださいませ。(ボクと会ったことないから、ボクの顔をご存じないでしょうけど、そこも、なんとか、ねっね!)
ということで、みなさんと気持ちが一体化したところで、話を進めます。
テキストベースでも、
「あ、この人、ちょっと悩んでいるかな?」
っていうのがあるとき急に分かるようになりました。
そのコツなんていうのもはうまく説明できないんですが、コロナ禍でテキストベースでのやりとりが増えたんだと思います。
以前の4、5倍ぐらいかも。
それぐらいこなすと、テキストベースでの定型文みたいなのが、頭に浮かんでくるようになり、それを少しずれると、違和感みたいなものを感じたのかな。
ごめん、うまく説明できないや。
「ちょっと相談に乗ってほしいんですが」はない
キャリアコンサルタント養成学校でも、ロープレ練習でも、相談者はいつだって開口一番、相談をぶつけてくれるのですが、日常生活はそんなことありませんでした。
最初は、受験生ですから、雰囲気作りとかラポールの形成とか、いろいろやってみたのですが、いつまで経っても、
「相談に乗ってほしいんですが」
ということは一度もありませんでした。
いまだと分かるのですが、当時のボクの関わり方にも問題がありました。
だって、ボクは「受験生特有の4つの不足(自己理解不足、仕事理解不足、コミュニケーション不足、計画不足)を探しながらの関わり」だったんですから。
そのことは、試験の1ヶ月ぐらい前に自分で気が付き、「その姿勢がダメなんだ」っていうのを養成学校の先生に相談して、なんとか改善していくのでした。このあたりは、Twitterの「スペース」で熱く1時間ぐらい語ったので、また機会があればブログの記事にしたいと思います。
話したい人が話せないでいる理由
確かに、ボクの関わりにも問題があったようですが、それだけではなく、もう一つ理由があることを先生から教わって愕然としました。
それは、
話したい人が話さないのは、「話したいということに気が付いていない」から
というケース。そんなことがあるなんて、そこで初めて知りました。
いやー、びっくりです。
てっきり、キャリアコンサルタントとの相性だと決めつけていました。
受験時代に、ロープレがまったくうまくいかなくなって、自暴自棄なときがあって、それをそのまま先生に話したことがありました。
その時は、こんな感じで厳しく注意を受けました。
「相性がないとは言わないけど、そう感じたらあなたは途中でカウンセリングを放り投げるの?」
結構、本気で先生がぶつかってきてくれたので、ボクはそれをきちんと受け止めることはできたのですが、肝心の「じゃあ、どうしたら良いのか」までは、その先生、教えてくれなかったなぁ。
仕方なく、その時に、自分なりに解釈したのは、
この思考に入ってしまうのは受験勉強をしすぎた弊害かな
でした。
習ったことは確かにいろいろあるんですが、答えがそこにないこともあるんですよね。
実務をされている方は、あたりまえにそのことに気づいているのかもしれませんが、ボクはその時まで気が付きませんでした。
世の中は止まらないし、過去にも戻りません。つまり、世の中は前に動いているんです。
だとしたら、自分が一生懸命学んだこと以外にも
「これから気づいたり、学ぶことの中に答えがあるかもしれない」
という考え方もできるんじゃないかなと。
そう思った瞬間から、ボクは気持ちが少し楽になりました。
相手は人間で、こちらも人間です。
だから想定通りにいかないことの方が多いんですよね。
だとしたら、あの時のボクが抱えていたのは「思い通りにいかないジレンマ」だけだったのかもしれないなぁ。