どこよりも早い受験生による受験生の為の試験問題の解説。
国家資格キャリアコンサルタント試験(第18回)を実際に受験したことを活かして、実況中継風に(ラジオ風に)、
・受験生が実際、どのように答えを絞ったか
・受験生が実際、どのように間違ったか
をまとめていきます。
なので、ちゃんとした解説を希望する方は、後ほど公開されるであろう「みん合」のサイトをご参考に。
第31問~第40問
問31 (スゲーかんたん) 【②◎】
これは、過去問をやっていた人の勝利って感じでした。
ニコルソンといえば「準備→遭遇→順応→安定化」の4サイクル。
過去問をしていなかった人には、かなりツライ問題だったと思いますが、過去問をしていた人は②を見て、次に進んだはず。
なんだけど、ボクは全選択肢をみちゃうんだよなぁ。
①は「金井さんって誰?」って思っちゃいますよね。
実は、この方は昭和62年に近鉄バッファローズ(現・オリックス・バッファローズ)にドラフト3位で入団した……すみません、ウソです。
「金井」「ドリフト」から勝手に連想したのですが、正直、この設問だけを見ると、◎か×かの判断は全くつきませんでした。
そもそも、ボクはこの方をボクは存じ上げませんでした。
しかも名字は読めますが、お名前の「壽宏」が読み方すら分からないでしたし。
ただし、キャリコン界では有名な方でして、今後、著書を読んでみます。
問32 (スゲーかんたん) 【①◎】
折り返し地点からも、やはり簡単な問題が続き、結構ホッとして解いていました。
AとBはパッとみて、◎っぽい。
で、Cは「意思決定」が、Dは「発達観点」がNGなんじゃないかと。
なので、正解はAとBという感じで結構、時間がかからないで解けました。
ちなみに、この「適切な組み合わせはどれか」っていう問題が好き。
だって、問題全部をみることができるし、意外と、初めに×なのを発見すると、いきなり答えが選択肢からわかっちゃったりするもんで。
問33 (スゲーかんたん) 【③◎】
障害者に対する合理的配慮について。
これも、分かりやすく、①は「障害者手帳を所持」、②が「控えるべき」、④の「個別性よりも」っていうのがNGワードで、すんなり③が見つかってしまいます。
ただ、これも過去問を解いたもん勝ちみたいなところがあったかなと。
問34 (スゲーかんたん) 【②◎】
「治療と職業生活の両立」っていうのは、キャリコンしてなくても、40代以上になると身近なテーマだったり。
これもサービス問題だったろうな。
②の「自分の経験をもとにしたがんの治療方法を積極的に助言」なんて、ありえないでしょ。
他の選択肢をざっと見るとまぁ、どれも納得できるので、②で決定。
問35 (スゲーむずい) 【④× → ①】
ブリーフ・セラピーの問題だけど、「正しい質問例」はどれ?っていう問題。
こういう問題ってたぶん、初めてのケースじゃないかな。
ただの暗記だと通用しないから、
「一度、ここで試してみて、今後もこの出題パターンを使うかどうか見極める」
ような出題意図があったんかなぁ。
ただね、こんなのわからんですよ。
「解決のためのリソースを引き出す質問」っていうのも、「??」って感じだったし。
受験生で試験会場でこの問題を受けた人は分かってもらえるかもしれませんが、
「屁のツッパリはいらんですよ」
って言われて、唖然とする感じ。
もしくは、大学生入学したてのとき、
教室でメチャメチャ美人な人に道で手紙を渡されてさ、トイレの個室で急いでみたらサークルの勧誘だったぐらいのボーゼンさ
そんな感じだったね、ボクは。
で、話を戻すと、この問題でボクが選んだのは④のミラクルクエスチョン。
良くわからなかったけど、「ミラクル」が起こりそうな気がしたし、あとの設問は、過去のことを聞いているけど、このミラクルひかるは唯一設問の中で未来のことを聞いているし。
だけども、正解は①のコーピング。
そもそもキャリコンの養成学校で「ブリーフ・セラピー」は習うけど、まずは来談者中心療法とか、じっくり膝を合わせてのスタイルからはじまるし、養成学校通学中や卒業したての受験対策のロープレは「ブリーフ・セラピー」なんてまずやらないから、受験生にとって非常に難しい問題だったんじゃないかなぁ。
ボクだけかもしんないけどさ。
問36 (スゲーかんたん) 【②◎】
これは、養成学校でのロープレで注意されたことがあったので、一発で分かった問題。
②の「強い気持ちを持つ」っていうのは、解きにして、同感しちゃったりキャリコンが意見を押し付けちゃったりするんだよなぁ。
「健康ですばらしいキャリを歩んできたことをベースとして」っていうのも「あやしいな」ってすぐ反応できた受験生も多かったんじゃないかな。
問37 (スゲーかんたん) 【④◎】
受験対策の基礎の基礎。
「のみ」「いつも」に注意!
っていうルールに則ると、①と②と③はダメってことになるんだけど、まぁ、ものの見事に、設問の内容をみると、やっぱり、①②③が×ですな。
それにしても、ここまでかんたんな問題が続くと、逆に
「どこで地雷級の難問が待ち構えているか!?」
っていう気持ちになるんだよなぁ。
ときどき、難しい問題が挟まってくるパターンが過去問の主流で、
・やさしい→むずい→やさしい
・むずい→やさしい→むずい(たぶん、前回の第17回はこっちだったみたい)
のいずれかだったのに、今回は、このパターンがなく、
・やさしい→やさしい→やさしい
っていう「やらしい」パターンにドキドキして解き進めていたんだけど、気持ち的にはちょっとドキドキが止まらんかったです。
問38 (ややかんたん) 【④◎】
ジョブ・カードについてで、少し迷いそうだけど、なんとか④の「効果が薄い」ってのが怪しそう。
この問題、「最も不適切なもの」を選ぶので、戸惑いやすいかもしれないけど、過去問でもジョブ・カードについては割と多く出ているから、④に絞り込めた受験生は多かったんじゃないかな。
問39 (スゲーかんたん) 【③◎】
うーん。この問31からここまではかなりかんたんな問題が多く、そして、これもね。
やっぱり、前回の第17回が難しすぎたのか、それでクレームがすごく入ったのか、ボクは、ちょっと「らしくない」ような気がしたんだけど。
「ラポール」については、面接の練習や論述でも必須の地市区なので、割とすぐに③を選べた。
①は「説得力に満ちた」で、②は「分析しようと」、④が「同情」がラポールとしては決定的にダメな姿勢だもの。消去法でも、③に行きつくのは容易だったかと。
問40 (むずい) 【④◎】
VRTについて。
これは①と④で迷った。
最終的には①の「全般的に低い場合、無理に」ってのが、迷いどころ。でも、最終的には④を選択。
④の「適職を考えることが本来の目的」ってのが、VRTを受ける中学生や高校生を対象に考えた時、それを目的にするのは「ない」かと。
……ということで、問31~問40までまとめました。
この10問は、けっこうカンタンな問題が多くて、それほど時間を費やすことなく進めたことが、このあとの見直しの時間を確保できることにもなったけど、残りの10問はさすがに全部難問ぐらいの気持ちでドキドキでいっぱいでした。
続いて問41から50はこちらをどうぞ。