ちょっと前の第24回の試験から、学科の出題傾向が変わってしまったものの、論述は、例年並みの出題内容と分量でした。あ、でも今回はちょっと難しかったかも。
手抜きでAIでの模範解答シリーズはこのブログのキラーコンテンツとなり、今回も調子に乗ってまとめてみました。
ちなみに、過去はこんな感じでまとめていました。
論述の模範解答はインターネットで公開しているけど、人によって、内容が結構異なりますよね。
なので、このAIでの解説シリーズは主観ではないという意味ではどこよりも参考になると思います。
いままでのシリーズ同様、
「キャリコンの論述試験の模範解答はAIで簡単に分析できるし、タダだし、ほらこんな感じでね」
という内容でして、ボクが当時受験した試験団体はCC協議会なので、CC協議会で出題された論述についてまとめています。
今回も、
「AIがどうしてそのような答えを導き出すのかが知りたいのよ!」
という要望に応えるようにプロセスを入れています。
さらに、今回はAIによる試験対策として「攻略法」も入れてみました。
おまたせしました、模範解答です
さてさて、おまたせしました。
今回も使ったのは「ChatGPT」です。
今回の解答例、ネットでたくさん転がっているものよりは、やっぱりかなり精度が高いと思います。
ただ、AIなので、人間がフォローしないと少しヘンテコな文章かもしれませんが、あまり加工はせず、ほぼそのまま掲載しています。
「これがスバリ解答だ!」っていうことでは決してないので、参考程度にしてもらえればと思います。
このAIによる解答を活用したのに不合格だったとか、そういうのはなしでお願いしますね。
第27回「国家資格キャリアコンサルタント試験」論述の模範解答(AI編)
AIによる解説(攻略法と考察)
このケースを国家資格キャリアコンサルタント試験の論述試験として考える際に、いくつかのポイントを押さえながら回答を組み立てる必要があります。以下、論述試験での解答における基本的なアプローチを解説します。
【相談者の状況整理】
Zさん(37歳、男性)は、IT企業でのSE経験を経て退職後、実家に戻り、現在は新聞販売店でアルバイトをしています。7年間働き、職場に馴染み、新聞講座の講師も務めるなどで充実感を感じ始めているところに、正社員登用の打診があった状況です。アルバイトから正社員として働くことに意欲を示していますが、父親が反対しているため、迷いを抱えて相談に訪れました。
【相談者の問題・課題の明確化】
Zさんが抱えている主な問題は以下の2点に集約されます。
・キャリア選択に対する父親の反対:父親の反対を受け、将来的な不安や仕事の継続性への懸念も含め、迷いが生じています。
・自己肯定感と将来の不安:新聞販売店での正社員登用を喜び、やりがいも感じていますが、父親の反対によりキャリア選択に自信が揺らいでいます。
【相談者の感情と動機の整理】
Zさんは、新聞販売店での経験を通して自己の価値を認められる感覚を得ており、さらに講師経験からも社会的な評価を感じています。このため、正社員登用の話をチャンスと捉え、成長意欲も感じています。しかし、父親の反対と将来への不安があり、キャリア選択に葛藤があります。
【対応方針とカウンセリングの方向性】
以下のアプローチが考えられます。
(1) Zさんの希望・価値観の明確化
Zさんが正社員登用の話を「チャンス」と感じている点に着目し、彼自身の価値観や仕事に対するやりがいの源泉を深めることで、内面的な動機を再確認させます。具体的には、現在の職場のどのような点がやりがいとなっているのか、また将来的にどのような自己実現を望んでいるのかを掘り下げる質問を通じて、Zさんが選択に対する意志を固めるサポートを行います。
(2) 将来性に関する現実的な情報提供
新聞販売業界に対する父親の将来性に関する懸念をZさんも感じているため、業界の実情や今後のキャリア展望について一緒に整理します。例えば、新聞業界におけるデジタル化の動きや、営業・顧客対応などのスキルを他の職種に転用可能なスキルとしても捉えられることを示し、不安の緩和と将来の多様なキャリアパスを提示します。
(3) 家族とのコミュニケーション支援
Zさんが自身の価値観や決意を両親に伝えるためのコミュニケーション方法についても支援を行います。特に、父親が感じている不安について共感を示しつつ、Zさんが仕事で得られている充実感や自己肯定感を共有し、理解を得る方法を考えます。家族と向き合い、納得してもらうことで、Zさんの選択に対する自己肯定感をさらに高めることが目指されます。
(4) 他のキャリアパスの検討
万が一、父親の理解が得られず、新聞販売店での正社員としての道に進まない場合も視野に入れて、他のキャリアオプションも検討します。Zさんの経験やスキルを活かしながら、自己実現を達成できるような職種や業界についても話し合い、複数の選択肢を持つことで心理的な安心感を得られるようサポートします。
【結論:今後の支援方針】
最終的には、Zさんの自己肯定感を育みつつ、現状の職場でのキャリア構築や自己成長の可能性を一緒に見極め、家族の理解を得られる方向に導いていくことが支援方針の柱となります。また、将来的なキャリアの柔軟性を持たせることで、家族(特に父親)の不安にも配慮した選択を可能にすることが目標です。
このように、相談者の現状を理解しつつ、キャリアコンサルタントとしての支援方針を論述することで、キャリアコンサルタントとしてのアプローチを評価される答案が作成できるでしょう。
【設問1】(ChatGPTによる解説・解答分析)
相談者であるZさんが今回の面談で相談したいことは、新聞販売店での正社員登用をどう判断すべきかという点にあります。具体的には、次のような要素が含まれていると考えられます。
- 正社員としてのキャリアを選択するかどうかの迷い
Zさんはアルバイト先から正社員登用の打診を受け、非常に嬉しく思い、やりがいや充実感も感じています。しかし、その決断に迷いが生じているのは、主に両親、特に父親の強い反対があるためです。家族の意見を尊重しつつ、自分のキャリア選択をどうするべきか迷っている状況です。 - 将来の不安や家族の反対への対処
父親が指摘する「新聞業界の将来性が不安」「体力的に厳しい仕事」といったネガティブな意見も、Zさんが懸念として抱えています。自分の選択が将来においてどのような影響をもたらすか、また、今の職場でキャリアを積むことが賢明かどうかについて、客観的な意見を求めています。 - 自分の気持ちを整理し、自信を持って進めるようにしたい
Zさんは今回の正社員登用を「もう二度と来ないかもしれないチャンス」と捉えていますが、家族、とりわけ父親の反対によって自信が揺らいでいる状態です。そのため、自分の気持ちやキャリアに対する考えを整理し、家族の理解も得られるような形で進む方法を模索しています。 - 家族との関係やコミュニケーションのサポート
特に父親の強い反対があるため、家族との関係性やコミュニケーションについても悩みがありそうです。母親は最近はZさんの気持ちを理解しつつあるものの、父親は頑なに反対しているため、どのようにして自分の気持ちを伝え、理解を得るかについても相談したいと考えています。
以上から、Zさんの相談内容は「正社員登用をどう判断すべきか」というキャリア選択の迷いであり、その背景には家族(特に父親)の反対をどう乗り越えるかという点も含まれています。
【設問1】(ChatGPTによる<解答例>)
Zさんは新聞販売店での正社員登用を喜んでいるが、父親の強い反対により迷いが生じている。将来の不安や家族との関係を整理し、どう進むべきかを相談したい。(74文字)
【設問2】(ChatGPTによる解説・解答分析)
【下線B】のキャリアコンサルタントの応答「久しぶりに胸を張ることができた・・・という感じでしょうか」には、次のような意図があると考えられます。
相談者の自己肯定感を引き出す
Zさんが正社員登用の話を受けたことに大きな喜びや達成感を抱いていることに対し、コンサルタントは「胸を張ることができた」という表現を用いて、その感情を再認識させ、自尊心を高める意図があります。
相談者の感情に共感し、受容する
Zさんの気持ちに寄り添い、共感することで、コンサルタントとして「あなたの喜びを理解していますよ」というメッセージを伝え、信頼関係の構築を図っています。
相談者が前向きな気持ちを言語化しやすくする
自分の感情を言葉にする手助けをすることで、Zさんが今後のキャリアについてさらに前向きに考えやすいようサポートしています。
この応答は、Zさんの自己肯定感を引き出しつつ、彼が望むキャリアを選択できるよう後押しするための重要なステップです。
【設問2】(ChatGPTによる<解答例>)
コンサルタントは、Zさんの達成感や喜びを共感的に表現することで自己肯定感を引き出し、前向きな感情を言語化しやすくする意図がある。(64文字)
【設問3】(ChatGPTによる解説・解答分析)
相談者の問題(①)
正社員登用の選択に対する迷いと将来への不安
根拠(②)
相談者の言動から、以下の具体的なポイントが根拠として挙げられます。
両親、特に父親からの強い反対により、自分の決断に自信が持てない
Zさんは新聞販売店での正社員登用に喜びを感じ、やりがいや自己肯定感を得ています。しかし、「両親にいい報告ができると思った」と喜んで伝えたところ、父親から「新聞は将来性がない」「年を取るときつい」と強く反対され、迷いが生じています。ここから、家族の意見や自分の将来に対する不安が影響していることがわかります。
「もう正社員の仕事には出会えないかもしれない」という不安
Zさんは、正社員の機会を逃すことへの不安も語っています。この発言から、自分の年齢やこれまでの経験を踏まえ、今後のキャリア選択において焦りを感じていることが読み取れます。
「これからどうしたらいいのだろう」との発言
面談の最後に「これからどうしたらいいのだろう」と述べていることから、正社員としての道を進みたい一方で、家族の反対を含め、将来の方向性に迷いがあることが明確です。
以上の言動から、Zさんは家族の意見や将来の不安で決断が揺らいでおり、自信を持ってキャリアを選択することが難しい状態にあると考えられます。
【設問3】(ChatGPTによる<解答例>)
①問題:
相談者の問題点は、新聞販売店での正社員登用に意欲があるものの、父親の強い反対や将来への不安から決断に迷いが生じている点です。(62文字)
②その根拠:
相談者は「両親にいい報告ができると思った」と喜んだものの、父親から「将来性がない」「年を取るときつい」と強く反対されました。また、「これからどうしたらいいのだろう」と述べ、正社員の機会を逃す不安や今後の方向性への迷いがあることが伺えます。(119文字)
【設問4】(ChatGPTによる解説・解答分析)
このケースを担当するにあたり、以下の方針でキャリアコンサルティングを進めていきます。
柔軟なキャリア形成の視点提供
正社員登用が唯一の選択肢ではないことを示し、相談者が複数の選択肢を持てるようにします。
現職以外のキャリアパスや、別の職種での可能性も視野に入れることで、心理的な安心感を与え、柔軟なキャリア構築を支援します。
この方針で、Zさんが自己の価値観に基づいて進路を選び、家族の理解を得た上でキャリアを歩めるように導きます。
相談者の価値観・キャリア意識の明確化
Zさんが正社員登用を喜び、仕事にやりがいを感じている理由を深掘りし、価値観を明確にします。
現在の職場の何が好きでどのような働き方が望ましいかを話し合い、彼が自分にとって納得感のあるキャリアを選べるよう支援します。
不安への具体的対応策を見つける
新聞業界の将来性や体力的負担といった不安について、現実的な情報提供や選択肢を一緒に検討します。
必要に応じて、新聞業界で身につくスキルや転用可能な経験など、他のキャリアパスへの活用法についても考え、不安を緩和できるようサポートします。
家族との対話支援
父親が反対する理由を共有しつつ、自分の気持ちを理解してもらう方法や、自分の選択を家族にどう伝えるかについてアドバイスを行います。
相談者の意思と家族の不安の両方に寄り添い、納得のいくコミュニケーションをサポートします。
【設問4】(ChatGPTによる<解答例>)
自己理解の深化、家族とのコミュニケーション、そして決断支援の3点を軸にキャリアコンサルティングを進めていきます。
具体的には、
・過去の経験を振り返り、強み・弱みの明確化
・家族との対話を通して、お互いの理解を深め、決断を後押し
・正社員登用だけでなく、他の選択肢も提示し、客観的な情報を提供
Zさんのペースに合わせて、じっくりと信頼関係を築きながら、将来のキャリアビジョンを描くことを支援していきます。特に、家族との関係性改善に注力し、**Zさんが安心してキャリアを選択できる環境づくりを目指します。(244文字)
今回はちょっと時間を割いて、でも解説を加えて、解答例作成含めての所要時間はたったの30分。
他でも模範解答を掲載されているところがあると思いますが、良かったらそこと見比べて自分なりの解答を作ってみてください。
また、意図的にAIで解答を出すときの文字数は今回は少な目にしていますので、必要に応じて、文字数の調整してみてくださいね。
最後に、ロープレの個別指導サービスをココナラではじめましたので、よかったらご利用ください。