ボク自身が実際に試してみることが重要かもしれないと思って、いろいろなアセスメントツールを試しました。
しかし、前回の第4回目にしてネタ切れというか、実際に受けることができないものが多く。
そこで、今回も、勉強したアウトプットを情報共有したいと思います。
とはいえ、ボク自身がキャリアコンサルタントの勉強中ということもあり、また、自分なりの理解を優先していますので、受験生の皆様はご参考程度にしてください。(ボク自身の理解を優先しているので、厳密には違う内容だったりしたらごめんなさい。)
VRTカード
今回は「VRTカード」です。
前回はOHBYカードについてでした。
この開発から数年後、VRTカードが登場となるんです。
たぶん、OHBYカードに見切りをつけたのか、VRTカードの対象は、OHBYと全く同じの若者こと児童以上となっています。
さて、「VRT」が何の略なのか?
正解は、
Vocational Readiness Test
でした。
ちなみに「Vocational」は「職業」の意味です。
ここで、言いたいのですが、OHBYの「O」も「職業」という意味で、VRTの「V」も「職業」という意味です。
でね、たぶん、「OHBY」を見捨てた背景がここにあるんじゃないかなとボクは感じます。
というのは……。
・occupation:訓練が必要な「職業」
・vocation:自分にあった「職業」。いわば「天職」
こうやって比較してみると、
いまの時代にあっているのは、「V」の方の職業(天職)
ですよね。
話を戻すと、
Vocational Readiness Test = 職業レディネス・テスト
でして、VRTカードとは、職業レディネス・テストのカード版ってことです。
ちなみに、カードの枚数ですが、OHBYが48枚に対して、VRTは54枚です。
まぁ、後続のシステムが劣ってはいけないでしょうから、枚数が増えるのは当然でしょう。
ちょうど、トランプにジョーカー2枚追加した、54枚という感じで覚えたらいいと思います。
情報はここから
前回のOHBYと同じく、厚生労働省が公開している動画から情報を得ました。
それにしても、やっぱり、この方は説明が上手だなぁ。
「世の中の人は6領域に分類できる」とかそういう感じで言い切ることができる人、ボクが大好きですし、やっぱり理解しやすいです。
あいかわらずの内輪ネタもあり、興味深く話を聞くことができました。
さらに、次のサイトでも情報がありますが、文字が中心なので、やはり上の動画を先に見ておく方がよいと思います。
また、実際の演習の様子も収録していますが、
1st 興味(やりたいか、やりたくないか?)
2nd 自信(将来まで考えてやれるか?)
という順番に行い、さらに、それらを
2軸のマトリックスにして考えることが可能
というのも、OHBYにはなくVRTカードにある優位性だと思います。
キャリコンの試験対策では……
・対象は児童から
・54枚のカード
といった感じでしょうか。
以上、諸説あり……
と、ここで終わろうとしてはいけませんよね。
そう、VRTと言えば、ホランド。
そして、ホランドと言えば、「RIASEC」。
このVRTカードについても、カードに、次の2つが印字されています。
①ホランドの「RIASEC」の頭文字
②DPT分析の頭文字
まず、ホランドについてです。
ホランドは「興味」という観点から次の6つに分類しています。
それが「RIASEC」で、それぞれ頭文字です。
→物に興味がある(料理士、運転手など)
Investigative:研究
→研修に興味がある(医師、学者など)
Artistic:芸術
→芸文化に興味がある(芸人、美術家など)
Social:社会
→社会全体に興味がある(相談員、保育士など)
Enterprsing:企業
→ビジネスに興味がある(会社員、事務員など)
Conventional:慣習
→規則・習慣に興味がある(会計士、SEなど)
People:人
Thing:モノ
このあたりを、さり気なくカードに入れている「VRTカード」が現在主流になっているのも世の流れかもしれませんね。
以上は、諸説ありですが、ボクはこういう感じで理解しました。