ボク自身が実際に試してみることが重要かもしれないと思って、いろいろなアセスメントツールを試しました。
参考までに、いままで受けてきた検査はこんな感じです。
今回受けてきたのは
GATB(厚生労働省編 一般職業適性検査)
です。
びーっちり2時間かけて受けてきました。
GATBで測定するのは9つの能力
GATBの検査で分かるのは、次の9つの能力(適性能)です。
②言語能力
③数理能力
④書記的知覚
⑤空間判断力
⑥形態知覚
⑦運動共応
⑧指先の器用さ
⑨手腕の器用さ
まぁ、やってみて分かるのですが、確かに上の⑨を調べたい試験項目でしたよ。
GATBの筆記試験は全部で11題
最初に筆記試験をしました。
鉛筆は2本机の上にあって、それを使って解いていきます。
説明 → 練習 → 本番
っていうのを繰り返し11題解いていきます。
時間制限ありで、試験監督の指示に従って解くのですが、かなりのスピードを要します。
自分の中での競争になるのですが周りの鉛筆の書く音はやはりプレッシャーになったりもしました。
11問が終わったあと、一度、5分間の休憩があり、そのまま、GATBの器具検査となります。
GATBの器具検査は全部で4題
2つの鉄板にプラスチックの棒がぶっ刺さっていて、それを外したり、回転させて差し直したり、リングを通したり、リングを外したり。
まぁ、手先の運動みたいなものをひたすらやります。
こちらも、筆記試験と同じく、
説明 → 練習 → 本番
で進めますが、練習でやりすぎると、手が疲れてしまって本番に支障をきたしたりします。
そんなことが分かったのはかなり後半でしたが。
実際のやりごたえ【★★★★★】
これは、いままでの「検査ツール」の中では最もやりごたえのあった試験でした。
だって、2時間ですもん。
終わったあとは、腕が疲れたのと、首と腰が痛くなりました。
慣れない机とイス、さらに、慣れない頭の使い方をして、ものすごく疲れました。
全体の感想(今に則さない試験項目も)
検査ツールとしては、立派です。
良く考えられています。
が。
が、しかし、これは30代後半以降であれば、そう感じるのではないでしょうか。
逆に、20代の方には、おそらく則してない試験項目が多かったようにあります。
例えば、計算問題。
Excelの表計算だったり、パソコンで処理をしてしまうものを、いまさらアナログでやるっていうのは、かなり若い人にとってみると、かなり新鮮だと思います。
ただ、その新鮮な試験から、はじき出された結果は果たして役に立つのかなとちょっと思いました。
つまり、試験についても、おそらく時代錯誤の波が出てきてしまったように思います。
たくさんある図形の中から、同じものを探す試験もありましたが、これって、AIで解けちゃうでしょうし、それで得手不得手を見る検査というのはどうなんだろうなって。
逆に分かりやすくいうと、
40歳以上の方が、VRを使った検査をいきなりやれっていう感じ
です。
それって、ムリがあるでしょ?
まぁ、ボクは40代なので、試験に出てきた問題は、会社の新卒採用テストでもやったことがあるような問題ですし、小さい頃に公文でやったことがある問題だったので、過去にやったことがある問題を数十年ぶりにするというのは、適切な診断結果が出てくる気がします。
それでも、会社では、電卓を使って計算していることが多いので、筆記で+ー×÷っていうのをやるのはかなり苦労しました。
良いテストなんですが、デジタルネイティブの若い方が受けることを考慮すると、このままでいいのかなというのが気になりました。